巨人 阪神に痛恨2連敗で自力V消滅…守護神8回投入から粘り見せるも“あと一歩”及ばず

[ 2021年9月26日 17:22 ]

セ・リーグ   巨人3―4阪神 ( 2021年9月26日    東京D )

<巨・神>8回2死一、二塁、代打・中田は三ゴロに倒れ、遠くを見つめる(撮影・森沢裕)
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 3位・巨人は26日、優勝戦線生き残りを懸けた2位・阪神との直接対決3連戦第3戦(東京D)に3―4で敗れ痛恨の2連敗。このカード2敗1分けと負け越し、阪神とのゲーム差が4に広がり自力Vが消滅した。

 先発の山口は初回から2四球を与えながらも無失点。2回はヒットと四球などで2死二、三塁とされたが近本を一ゴロに打ち取りピンチを切り抜けた。しかし3回、2死走者なしから大山へ投じた初球、ど真ん中141キロのストレートを完璧に捉えられ左翼上段の看板直撃となる17号ソロを被弾。先制を許すと、続く糸原にこの日4つ目の四球を与えたところで早くも降板となった。

 リリーフ陣も崩れ4―0とリードを広げられたが、打線は6回に松原が11号ソロで反撃。3点リードされた8回には“守護神”ビエイラを登板させ勝利への執念を感じさせる采配を見せると、相手3番手・岩崎から吉川尚の中越え適時二塁打などで2点を返し1点差。

 なおも1死二塁と一打同点のチャンスを迎えたが坂本は空振り三振。岡本和が敬遠され代打・中田が起用されるもチェンジアップを引っ掛け三ゴロに倒れ、一気に同点とはならなかった。

 9回は相手守護神スアレスに3者凡退に封じられゲームセット。終盤粘りを見せ1点差に迫るも、あと1本が出ず。最大15あった貯金がついに一桁の9に減り、優勝戦線からまた一歩後退。山口は2回2/3を2安打4四球1失点で自身6連敗となる7敗目を喫した。

 <巨人が122試合目で自力V消滅>巨人は57勝48敗17分けで、残り21試合に全勝した場合は勝率・619。巨人が阪神との残り3試合に全勝しても、阪神が他の4カードに全勝すれば勝率・625。巨人は勝率で阪神を上回れなくなり、自力優勝の可能性が消滅した。

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