巨人・菅野 粘り切れず7回被弾、8回にも痛打浴び降板 7回1/3を3失点「次に向けて頑張ります」

[ 2021年9月26日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人0―3阪神 ( 2021年9月25日    東京D )

<巨・神>7回1死、糸原に右越えにソロを浴びる菅野(撮影・西尾 大助)
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 しばらく動けなかった。0―1の8回1死二、三塁。力投していた巨人・菅野は中野に左中間への2点二塁打を浴び降板。「悔しいですが、まだ戦いはある。次に向けて頑張ります」とコメントした。

 中5日の登板で7回1/3を3失点。前回19日の対戦では「曲がりが大きくなる」と制球が難しく、5球に抑えたスライダーは制球が安定したことで27球に増えた。直球も今季最速の153キロと走り、7回まで糸原のソロによる1失点。だが、8回は1死から投手の高橋にスライダーを左前に運ばれリズムを崩し、追加点を与えた。原監督は「粘りどころで、もうひとつ踏ん張れなかった」と指摘した。

 この日は長嶋茂雄終身名誉監督が東京ドームを訪問。試合前に原監督を激励し「まだまだこれから。94年の10.8決戦みたいになるかもしれません。今年は最後まで分からない。絶対に勝つと信じています」と伝説の試合を引き合いに出して今後の戦いに期待した。

 現時点でセ・リーグのレギュラーシーズン最終戦は10.24。そこまで上位3チームの混戦が続く可能性は高い。2位・阪神とは3ゲーム差。きょう26日も敗れ、首位のヤクルトが勝利すると自力優勝の可能性が消えるが、下を向いている時間はない。原監督は「またベストを尽くすということ」と自らに言い聞かせるように話した。(田中 健人)

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2021年9月26日のニュース