ロッテ・河村 連敗止めた救世主!自己最長5回2/3を1失点「勝ち運はある方なのかな」

[ 2021年9月26日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ3―1西武 ( 2021年9月25日    メットライフD )

<西・ロ>3勝目を上げた河村(撮影・長久保 豊)
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 谷間にそびえる1メートル92の高い壁。ロッテのドラフト4位・河村のことだ。西武打線を相手に自己最長の5回2/3を投げ1失点。首位を走るチームの連敗を3で止め「連敗のムードを止めたかった。勝ち運はある方なのかな。本当に負けなくて良かった」と胸を張った。

 開幕当初は中継ぎを担ったが、これで先発転向後3戦3勝。ロメロ、佐々木朗らが戦列を離れる中、ローテーションの谷間で仕事を完璧にこなしている。この日は中12日での先発マウンドだったが、気持ちは同じ。「毎回毎回の登板がチャンスだと思って投げている」と白球に気迫を込め序盤から飛ばした。

 4回1死二、三塁では山川から134キロのカットボールで空振り三振。呉念庭(ウー・ネンティン)は身長を生かした落差の大きなフォークで一ゴロに仕留めた。未知のイニングに入った6回は1点を失ったところで降板して「しっかりアウトを取って終わりたかった」と悔しがったが、自己最多111球の力投で白星を手にした。

 9勝を挙げて新人王候補の日本ハム・伊藤とは同い年。北海道出身で東都の強豪校を中退し、地元の大学に入り直したところまで同じだが「(向こうは)凄すぎて比較にならない」と謙遜する。ただ、19年末に日本代表の候補合宿(松山)に一度だけ参加した際、代表常連の伊藤と同部屋。伊藤の日本ハムは最下位で自身は優勝争いを経験できており「運よくいいチームに入った」と目を輝かせる。

 井口監督も「強気の投球だった。次回も期待したい」と感謝する。1メートル96の国吉のトレード加入で身長はチーム2番目となったが、その存在感は増すばかりだ。(君島 圭介)

 【河村説人(かわむら・ときと)】

 ☆生まれ&サイズ、投打 1997年(平9)6月18日生まれ、北海道むかわ町出身の24歳。1メートル92、87キロ。右投げ右打ち。

 ☆球歴 白樺学園では3年夏の甲子園に出場して1回戦で敗退。亜大に進学するも1年夏で中退し、翌年星槎道都大に入学。20年秋には3勝1敗、防御率0.62で最高殊勲選手賞を受賞し、チームを優勝に導く。

 ☆入団会見 昨年12月。将来の目標を問われ、他選手が野球の夢を語る中で「幸せな家庭を築くこと」とひょうひょうと答えて笑いを誘った。自身のニックネームは「(名前の「ときと」から)トッキーと呼んでください」。

 ☆好きな言葉 感謝。18年9月には北海道胆振東部地震で地元・むかわ町は震度6強を記録。「ししゃもがおいしい」という地元愛は強く、感謝の思いとともに恩返しを誓っている。

 ☆キリン 今年1月の入寮の際は、アジア系の雑貨店で見つけたキリンの木彫りの置物を持参。「背が高いので、たまに“キリン”と呼ばれることがあった」

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