金本知憲氏 巨人打線が手も足も出なかった阪神・高橋遥人の投球 制球もキレも最高の出来

[ 2021年9月26日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神3ー0巨人 ( 2021年9月25日    東京D )

金本知憲氏
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 【金本知憲 視点】高橋は4年目で一番の投球だったと思う。巨人打線が手も足も出なかった。許した安打も詰まらせた打球や内野安打で、フルスイングで捉えられた当たりは一つもなかった。球の良さに尽きる。

 これくらいのボールを投げられる…と以前から想像はできていた。監督だった入団1年目の18年1月。自主トレで初めてブルペンでの投球を見た際、球の質の素晴らしさに驚いて報道陣に「ど真ん中でも打てない」と話したことを思い出す。

 コントロールも良かった。直球も変化球もほぼ低めに集まった。たまにスライダーが高めに抜けてもキレがあるから簡単には打たれない。独特のツーシームもよく落ちた。

 7回は中軸の右打者が内側へ入ってくる速球、カット系を狙って早いカウントから仕掛けてきたが、坂本は詰まった右前打、岡本和も、ウィーラーも当たり損ねの三ゴロしか打てなかった。9回の窮地でも岡本和を詰まらせ、丸と亀井に対しても低めに投げきった。

 攻撃では2、3点目が効いた。8回1死で迎えた高橋の打席。投球に専念させる考え方もあった中、打たせて追加点につながった。菅野にも油断があったかもしれない。

 菅野も投球自体は良かった。直球に強さがあり、スライダーも切れていた。巨人にとっては残り試合へ向けて明るい材料だろう。優勝争いはヤクルトを含めて最後までもつれると思う。非常に面白い。今回投げ合った2人はそれぞれ鍵を握る存在になりそうだ。

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