オリックス・吉田正「まさか1位とは」 12球団最多得票で3回連続の出場 持ち前のフルスイングで魅せる

[ 2021年6月29日 05:30 ]

パ外野手部門で12球団最多得票を獲得したオリックス・吉田正
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 阪神の怪物ルーキーを抑えたのは、オリックスの頼れる主砲だった。3回連続出場を決めた吉田正が、パの外野手部門で12球団最多得票となる44万8305票を獲得。中間発表で両リーグトップだった佐藤輝を、1万2700票差でかわした。

 「おこがましいですね。まさか1位とは。“サトテル(佐藤輝)君”かなと思っていましたので。熱心なファンの方、親戚も毎日入れてくれたと。報いることができるように」

 最多得票は球団では14年糸井(現阪神)以来で、生え抜きでは00年イチロー以来だ。東京五輪で金メダルを目指す侍ジャパンの中軸候補は、今季74試合に出場し打率.343(1位)、15本塁打(4位タイ)、48打点(2位)。平成唯一で最後の三冠王として知られる松中信彦氏以来となる「令和初の三冠王」の期待も膨らむ。

 前回19年の本塁打競争では決勝進出。同年の第2戦では球宴1号を放つなどフルスイングが身上だ。「本塁打を打って、ファンのみなさんが喜んでくれたら」と力を込めた。

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