阪神・梅野 球宴で五輪予行演習だ!! 広島・森下の女房役熱望「すごく受けてみたい」

[ 2021年6月29日 05:30 ]

オールスターファン投票で選出、3度目の出場を決めポーズをとる梅野隆太郎(代表撮影)
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 お祭り舞台で「五輪予習」だ。3度目のファン投票選出となった阪神・梅野は、球宴らしい華のあるプレーを約束しつつ、その先をしっかりと見据えた。

 「ファンの人たちへの恩返し。ヒット1本でも1つの盗塁でも、自分だったら1つ盗塁を刺すとか。何か1つ印象に残るプレーを全員が望んでいると思う。オールスターからの侍があって、そのまま合流していくような形になると思うので、ピッチャー含め、いろんな選手と話したい」

 負傷した広島・会沢に代わって侍ジャパンに追加招集された。7月17日の球宴第2戦後に、そのまま20日からの仙台合宿に入る予定だが、少しでも早く投手陣のことを知りたいのが本心。配球面など技術的な部分は合宿から本格着手するが、そこにスムーズに入るため、性格や人間性を把握しておく考えだ。

 「球種とかうんぬんより、本当にたわいもない話でも、いろんな話をすることで少しずつなじんでいくと思う」

 その中で1番受けたい投手には、侍のエース候補の一人、広島・森下の名を挙げた。

 「すごく美しいフォームからあのストレートというのは魅力的。打席に立っても球威をすごく感じますし。森下君はすごく受けてみたいです」

 もちろん、球宴自体を盛り上げる意気込みも十分だ。前回の19年は、本拠地・甲子園での第2戦で巨人・菅野とのバッテリーで先発出場。2回の第1打席で左越えソロを放つなど、11―3の大勝に攻守で貢献した。

 「そういう舞台でホームランを打つというのはすごく気持ち良かった。お祭り騒ぎというか、そういう感じで忘れられない1周になりました」

 7人が選出された阪神勢の中で3度目は最多。セ・リーグの前半戦を引っ張ったチームの代表格として、球宴で、そしてその後の五輪でも暴れてみせる。(山添 晴治)

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2021年6月29日のニュース