“火曜日の男”阪神・青柳 ツバメ狩りも任せろ!「長打に警戒して」零封や 自身4連勝中

[ 2021年6月29日 05:30 ]

ヤクルトも0封だ。現在、防御率セ・リーグトップの青柳はリラックスした表情で練習を行う(撮影・北條 貴史)
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 連敗ストップは任せろ。阪神・青柳が29日のヤクルト戦(甲子園)に先発。自身4連勝中とあり、停滞中のチームを再び上昇気流に乗せることを宣言した。

 「今、チームが連敗していますし、ジャイアンツもすぐそこまで迫ってきているので、どんな形でも勝ちに貢献できるように頑張っていきたい」

 与えられた役割は、十分に理解している。甲子園で行われた前カードのDeNA3連戦。投打ともに精彩を欠く内容で、今季初の同一カード3連敗を喫してしまった。18日の時点で最大8差あった巨人とのゲーム差は、すでに2・5差。今季、最初に訪れた、踏ん張りどころと言っていい。

 「最近のヤクルトはすごく打つイメージ。一発のある打者が多いので、長打に警戒して投げていきたい」

 好相性にも油断はない。前回5月5日の対戦では6回1失点。昨季の3試合でも防御率は0・96と抜群の安定感を誇っていた。ただ、より細心の注意を払うとすれば、対村上。昨季は7打数2安打の被打率・286に封じたが、今季は5打数2安打1本塁打の被打率・400というデータがある。

 「梅野さんのリードに引っ張ってもらっているところが大きい。前回も7回を91球と少ない球数で投げられているので、ストライク先行で勝負できている点が要因かなと思う」

 前回登板した22日の中日戦ではわずか91球で7回を投げきるなど、直近3試合は23回を投げ自責2。攻めの投球が奏功している。リーグ戦再開から託された「火曜日の男」。白星&リリーフ温存で、窮地を救う。(須田 麻祐子)

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2021年6月29日のニュース