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阪神・佐藤輝 誓う!新人初リーグ最多得票御礼弾「仙台とメットライフで打てるように」 狙うは2戦連発

[ 2021年6月29日 05:30 ]

オールスターのファン投票で選出され、Zポーズを披露する佐藤輝明
Photo By 代表撮影

 「マイナビオールスターゲーム2021」(7月16日・メットライフドーム、17日・楽天生命パーク宮城)のファン投票最終結果が28日に発表され、阪神・佐藤輝明内野手(22)がセ・リーグ最多となる43万5605票を集めて外野手部門の1位で選出された。新人がリーグ最多得票を集めるのは史上初の快挙で、御礼アーチを約束。阪神からは03年の9人に次ぐ、12球団最多の7人が選出された。監督推薦や選手間投票などを含む全出場選手は、7月5日に決定する。

 夢の舞台でも自らのスタイルは貫く。ここまでリーグ3位の19本塁打を放ち、セ・リーグでのファン投票最多得票を獲得。新人では初の偉業を成し遂げた佐藤輝は期待に応えるべく、球宴での豪快アーチを宣言した。

 「すごい注目されているのは分かっていますし、ありがたい。強いスイングが自分の持ち味だと思うので、そこだけは心掛けていきたい。やっぱりホームランというのが、一番見てもらいたいです」

 プロ野球史上初の新人4番初出場試合での満塁弾や、新人最多の交流戦5本塁打など、次々と球史を塗り替えてきた。次なるターゲットは新人による球宴本塁打。過去には69年田淵幸一、80年岡田彰布、86年清原和博、19年近本光司の4人のみ。「仙台とメットライフで(本塁打を)打てるように頑張りたい」。新人の2戦連発が史上初なら、2本塁打以上も史上初の快挙だ。

 「近本さんのサイクルヒットとかはテレビで見ていたので、印象に残っています。いや~、スリーベースはちょっと難しいので狙うのはやめておきます(笑い)」

 2年前に近本が達成した偉業は、鮮明に記憶している。同様のサイクル安打には消極的でも、希望を抱かせるデータがある。第1戦のメットライフドームでは5月28日の西武戦で1試合3本塁打をマーク。第2戦が行われる楽天生命パークでは6月12日の楽天戦で田中将から一発をかっ飛ばした。ましてや、仙台は祖父母が暮らす第二の故郷。試合当日は交流戦に続いて応援に駆けつける予定で、心強い援軍になる。

 「ホームランを打つ選手にいろいろ話しかけてみたいと思う。どうやって打ってるのか聞きたい」

 他球団の選手と接する機会で技術面の吸収にも余念がない。広島の鈴木誠、ヤクルトの山田、村上らリーグを代表する強打者の技量に興味津々。“直接取材”することで、さらなる成長につなげようと貪欲だ。阪神からは佐藤輝を含めて12球団最多の7人がファン投票で選出されており、優勝した03年以来となる猛虎フィーバー。最もファンの支持を集めた怪物新人が、本番でも暴れ回る。(長谷川 凡記)

 《虎新人49年ぶり複数選出》阪神の球宴ファン投票7人選出は03年の9人に次いで55年7人に並ぶ2番目の多さ。新人の選出は19年の近本に続く10、11人目で、複数選出は72年の中村勝広、望月充以来49年ぶり2度目。監督推薦を含めた新人の複数出場も72年以来2度目。外国人選手の選出は19年ジョンソンに続く9、10人目(延べ14、15人目)。複数選出は93年オマリー、パチョレック以来28年ぶり2度目。

 《新人本塁打記録まとめて更新も》佐藤輝(神)は目下19本塁打で、新人左打者最多の46年大下弘(セネタース)20本まであと1本。また、69年田淵幸一が持つ阪神の新人最多本塁打、59年桑田武(大洋)が持つ球宴前までの新人最多本塁打も射程圏。ともに22本で、あと3本で並ぶ。甲子園での新人本塁打記録にも手が届きそう。田淵がマークした12本が最多で、佐藤輝はすでに8本。球宴まで15試合のうち甲子園ではきょう29日からのヤクルト3連戦を含めて9試合を予定。本拠で4発出ればこれらの記録をまとめて達成となる。

 《今岡が史上最多158万票》▽阪神、03年の球宴ファン投票 シーズン首位を独走するチームの勢いそのままに、二塁手部門の今岡が史上最多の158万8712票を獲得。セ・リーグの9部門11人のうち先発投手=井川、捕手=矢野、一塁=桧山、二塁=今岡、三塁=アリアス、遊撃=藤本、外野=金本、赤星、浜中の先発9ポジションを阪神選手が独占した。右肩を負傷していた浜中は出場を辞退したが、1チームから9人選出は73年の巨人と78年日本ハムの8人を上回る最多記録となった。なお残り2人は中継ぎ投手=岩瀬(中)、抑え投手=高津(ヤ)が選出。巨人選手の選出なしは95年以来2度目。今回21年が3度目になる。

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