巨人・原監督がまた“奇策” 代打・長野のカウント1―2で戸根→畠へスイッチ

[ 2021年6月29日 20:12 ]

セ・リーグ   巨人―広島 ( 2021年6月29日    東京D )

<巨・広12>5回無死満塁、畠(左)は長野を三振に打ち取ったが…(撮影・木村 揚輔)
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 巨人の原辰徳監督(62)が8連勝の懸かった広島戦(東京D)でまたも“奇策”を見せた。

 初回から激しい点の取り合いとなった一戦。6―4と逆転に成功して迎えた5回表の守りだった。3回途中4失点降板となった先発右腕・サンチェスの後を受け好投を続けていた2番手左腕・戸根が先頭の鈴木誠に四球を与え、坂倉に左翼フェンス直撃二塁打、林にも四球で無死満塁のピンチ。ここで広島の打席には代打・長野が入った。

 そして、ボール、ファウル、ファウルでカウントが1ボール2ストライクとなった時だった。長野の打席途中にも関わらず、原監督がベンチを出て投手交代をコール。マウンドには3番手右腕・畠が上がった。

 原監督は20日の阪神戦(甲子園)でも2―1で迎えた7回の守りで3番手左腕・高梨が2四死球と暴投で2死満塁としたところで、打者・北條のカウントが2―2にも関わらず4番手右腕・鍵谷にスイッチしていたが、それに続く“奇策”で勝負に出た。この期待に応えて畠はわずか1球で長野を空振り三振に仕留めた。だが、続く野間に左前適時打を許して1点差とされると、代打・松山に右中間二塁打されて勝ち越されるなどこの回計4失点。6―8と再び2点を追う展開となった。

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2021年6月29日のニュース