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球場に歓声が戻る日のために… 茨城・藤代高校チア部が継承するもの

[ 2021年6月29日 18:32 ]

練習に励む江尻祐里奈さん(3年)
Photo By スポニチ

 第103回全国高校野球選手権(8月9日から17日間、甲子園)の茨城大会は7月8日に開幕する。14年夏以来6度目の甲子園出場を目指す藤代は14日に初戦を迎える。茨城大会は昨年に続き、感染症予防のためチアリーダーによる応援は禁止となったが、藤代高校チアリーダー部は活動を継続してきた。

 学校グラウンドには練習を行う野球部の声とコンバットマーチに乗ったチアリーダー部のエールが響く。体全身を使ったダンスの熱は野球部にも負けてない。4月から活動を続けてきたチアリーダー部は6月中旬に球場で応援できないことを知った。江尻祐里奈さん(3年)は「悔しいけど、しょうがない。球場に行けなくても、勝ち進めるように応援の気持ちを届けたい」と笑顔を見せる。
 新型コロナウイルスの影響で1、2年生には球場応援の経験がない。顧問の長谷川美紗子先生は「球場応援を信じて練習を続けてきましたが、振り付けや声出しを継承することにも意味があります」という。

 晴れ舞台なき練習を3年生が引っ張った。経験不足の1、2年生に8人の3年生がアドバイスを送り、完成度を高めてきた。江尻さんは「最初は3年生と差があったけど、まとまってきた。今では差がありません」と誇らしげ。

 活動はあす30日が最後。「応援だけではなく、球場に行ったときのあいさつやマナーも大事。あと少しだけ伝えたいことがあります」と江尻さん。最終日に撮影される集大成の応援姿は動画で野球部に届けられる。(柳内 遼平)

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