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牛島和彦氏 いいタイミングだった沢村のトレード マイナーチェンジには絶好機

[ 2020年9月9日 00:57 ]

パ・リーグ   ロッテ3―2日本ハム ( 2020年9月8日    ZOZOマリン )

<ロ・日>田村(左)と勝利を喜ぶ沢村(撮影・長久保 豊)
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 巨人時代には16年にセーブ王にも輝きながら近年は低迷していた沢村拓一投手(32)の心機一転となるロッテへのトレード移籍。発表から一夜明けた8日の日本ハム戦では、いきなり1点リードの6回に登板し、圧巻の3者連続三振で新天地デビューを飾った。本紙評論家で、かつて自身もセ・リーグからパ・リーグへのトレードを経験した牛島和彦氏(59)が、成功するための条件を挙げた。

 パ・リーグの打者はガンガン打ってくる。真っすぐとフォークだけという今の沢村の投球スタイルでは難しいかもしれない。32歳。長く野球を続けるにはマイナーチェンジが必要な時期で、そういう意味では今回のトレードはいいタイミングだったように思う。

 最近の投球フォームを見て気になっていたことがある。投げ終わった時に右手が上に上がることだ。しっかり腕を振って投げ切れば、右肩はフィニッシュの時に捕手の方向に向かい、右手が上がることはない。速い球を投げようと思って力むだけで、投げ切っていない証拠だ。

 ひと頃の三嶋(DeNA)も同じような傾向があったが、今はすっかり修正。力むことなく、しっかり腕が振れているからより打者に近いところでボールが離せている。だから抑えに回っても安定した投球が続けられているのだ。

 私がロッテに移籍した時は、巨人から来た山本功児さんや元阪神の藤倉一雅さんがいて「おまえのことをこう見てたよ」という話を聞かせてもらった。自分を見つめ直すいいチャンス。今のロッテにはいろんな球団で指導経験豊富な吉井理人投手コーチもいる。なんでも吸収して投球の幅を広げてほしい。(本紙評論家)

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