ソフトB デスパイネ 8日から1軍合流 2軍戦5試合で打率7割超

[ 2020年9月8日 05:30 ]

ソフトバンクのデスパイネ
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 左膝痛のために2軍での調整が続いていたソフトバンクのアレフレド・デスパイネ外野手(34)が、きょう8日の楽天戦(楽天生命パーク)から1軍に合流することが7日、決まった。8月26日に出場選手登録を抹消されたが、2軍戦では5試合で7割を超える打率をマーク。左翼守備もこなすなど、3連敗中のチームの起爆剤として期待が懸かる。

 2位・ロッテに本拠地で3連敗を喫し、0・5ゲーム差に肉薄されてから一夜。首位固めの秘策は、助っ人の昇格だった。左膝を痛めて離脱していたデスパイネが、きょう8日の楽天戦から1軍に戻ってくる。森ヘッドコーチは「打線のつながりもそうですし、ファームの試合で好調みたいなので期待をしているし、彼が入って起爆剤になってもらいたい」と期待を寄せた。

 デスパイネは新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、帰国していたキューバからの再来日が遅れた。8月21日のロッテ戦から1軍に合流して3試合に出場したが、左膝に違和感を訴えて離脱。工藤監督は「一度、しっかり治して。(2軍では)守れるようにしてもらって」と外野守備もこなせる状態になってから昇格を見極めるとしていた。

 2軍戦には9月1日からDHで出場し、4日のウエスタン・リーグ広島戦では左翼の守備にも就いた。5日まで5試合に出場して14打数10安打、打率・714をマークし、打線強化のための昇格が決まった。森ヘッドコーチは「選手起用の兼ね合いもありますが、DHだけではなく、守備にも就いてもらおうと思っている」と説明。今季は選手のコンディションを見極めながら、柳田、中村晃、グラシアルを指名打者で起用しているだけに、デスパイネにも左翼守備に就くことを求めた。

 チームはこの日に空路で移動する予定だったが、台風10号の影響を考慮して6日に新幹線で東京へ移動し。この日午後に仙台入りした。影響を最小限にとどめて楽天戦を迎えることができた。変則日程が組まれた今シーズンも残り52試合。課題の得点力アップへ、日本通算154発を誇る助っ人が、チームのカンフル剤となる。

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2020年9月8日のニュース