広島・九里、6回零封29日ぶり3勝目も5四球反省「野手の皆さんがしっかり守ってくれた…それに尽きる」

[ 2020年9月8日 21:40 ]

セ・リーグ   広島5―1ヤクルト ( 2020年9月8日    マツダ )

<広・ヤ>ヒーローインタビューを終え声援に応える九里 (撮影・奥 調)
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 “連敗ストッパー”の異名を持つ広島の九里亜蓮投手(29)がヤクルト打線を6回3安打無失点に抑え、8月10日の中日戦(マツダ)以来29日ぶりとなる今季3勝目(4敗)をマーク。チームの連敗を3で止め、最下位脱出に貢献した。

 「チームに勝ちが付くようなピッチングがなかなかできていなかったので、やっとできて良かったです」と安どしたように第一声。13連戦中の8連戦目とあって投手陣の台所も苦しいだけに「1イニングでも長くマウンドに立ちたいっていう気持ちで初回から全力で投げてました」とこの日のジャスト100球を振り返り、前回登板した1日の中日戦(ナゴヤD)で142球を投げたことについては「特に影響はなかったです」と言い切った。

 味方打線は2回に松山の4試合連続適時打となる先制打と田中広の2試合連続適時打で2点を先取。4回には敵失で一挙2点の追加点が入る中、九里も4回に2死満塁、5回にも1死満塁とピンチが続いたが、得点は許さなかった。「本当に野手の皆さんが、僕のリズムの悪い中、しっかり守ってくださったので、そこに尽きると思います」。九里は6回散発3安打ながら5回までに5四球。それでも遊撃・田中広が3回2死一、三塁のピンチにダイビングキャッチするなど盛り立ててくれたバックに感謝した。

 「本当にそのおかげで気持ち的にも楽に投げれたと思います」と着実に加点した打線にも改めて感謝した九里。先発陣はK・ジョンソン、大瀬良と左右のエースが登録抹消中だが、「やっぱり1試合でも多くチームを勝ちに導けるようなピッチングがしたいですし、それができるようにしっかり準備をして投げていくだけだと思います」と力強かった。

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