BC栃木 川崎 入団会見「熟男のプレーを見せたい」 西岡と“初代世界一”二遊間再現だ!

[ 2020年9月8日 05:30 ]

フォトセッションでおどける川崎(左)と西岡(撮影・河野 光希)
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 39歳になった男は自らを「熱男(あつお)」ではなく「熟男(じゅくお)」と表現し、隣の盟友を「チーター」と呼んだ。元ソフトバンクで大リーグでもプレーした経験がある川崎宗則内野手(39)が7日、栃木県小山市のホテルで独立リーグ・BC栃木の入団会見に臨んだ。

 「最初に会ったのが彼が21、僕も23、4歳。フレッシュだったんですけど、今は熟男。熟女、じゃない。熟男のプレーを見せたい」

 隣には栃木との契約を新たに更新した西岡。合同会見では息の合ったトークを披露した。2人の仲が深まったのはソフトバンク時代に出場した06年の第1回WBCだ。ロッテに所属していた西岡と鉄壁の二遊間を結成。初代世界一に貢献した。その後も、08年の北京五輪や球宴などで競演。川崎は「剛はね、チーターの目になる。キュッと。スイッチが入ったときは」と独特の表現で評価する。

 数年前に自律神経の病に悩まされた際は西岡が福岡まで駆けつけ、久しぶりに2人で一緒に汗を流した。「少しずつ練習を積んで。また野球と向き合うきっかけになった」と感謝する。栃木への入団の決め手を問われ「西岡選手のプレゼンが良かったことも、かなり重要で」と明かした。

 BCリーグでは異例の約60人の報道陣が集まった会見。終始、西岡との軽妙なトークで盛り上げた。背番号は52に決定。来季の目標には台湾リーグへの復帰を掲げた。デビュー戦は13日のBC茨城戦(栃木・小山)。年齢は重ねたが、そのスター性に変わりはない。 (川手 達矢) 

 《一緒のユニホームを着てプレーするのは奇跡》西岡は昨年に続き栃木でプレーすることになった。当初は3月に契約を結ぶ予定だったが、コロナ禍でずれ込んだ。NPB復帰を目標に掲げ「栃木で(川崎と)一緒のユニホームを着てプレーするのは奇跡と思っている。日の丸を背負ったときみたいにプレーできるのは感慨深い。負けてられないという気持ちは強くなりました」と気持ちを新たにしていた。

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