中日・大野雄 自身の完投新記録より勝利優先 無敗・菅野との投げ合い「初回から全力で」

[ 2020年9月8日 05:30 ]

ナゴヤドームのマウンドで投球練習する大野雄
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 完投男が無敗男に挑む。8日の巨人戦に先発する中日・大野雄が、記録よりも必勝を誓った。球団新記録となる6試合連続完投勝利のかかったマウンドだが「全然、意識していない。目の前の1勝を全員で取ることが大事」とチームの勝利を望んだ。

 ただ、立ちはだかるのは今季9勝負けなしの無敗男・菅野。難敵との投げ合いにも「付け入る隙はなかなかないと思いますけど、自分のピッチングをして粘っていればチャンスはある」と一歩も引かない。相手右腕は無敗に加え、リーグトップの防御率1・57を誇るだけに「簡単に点が取れる投手じゃないのは重々承知。最初の1点をやらないように初回から全力で行く。途中でバテたらすみませんという感じでいきます」と立ち上がりからアクセル全開で巨人打線に立ち向かう。

 この日はナゴヤドームのマウンドで46球を投げ込み最終調整。過去6度の投げ合いは1勝3敗と負け越しているが「良い投手と投げ合うと、見習うことがたくさんある。つられて投げたい」と意気込んだ。

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