水沢商・千田大 足つって一度降板も「気合」再登板で金星

[ 2020年7月2日 05:30 ]

岩手県大会 北奥地区1回戦   水沢商8―7専大北上 ( 2020年7月1日    しんきん森山 )

9回再びマウンドに上がった水沢商・千田大
Photo By スポニチ

 金星まであと2イニング。春夏通算6度の甲子園出場を誇る専大北上を7回まで3失点に抑えていた水沢商のエース・千田(ちだ)大輔投手(3年)の右太腿が8回につった。雨中でぬかるんだマウンドが大きな負荷をかけていた。

 「(交代を受け)気合が入った。いつでもマウンドへ戻る気持ちで準備していた」

 4点リードで迎えた9回は二塁手の小沢主将(3年)にマウンドを譲るも、1死も取れず3失点。千田大は再びマウンドへ上がった。低めへの投球を徹底し3人で封じた。

 3年間で一度も勝てていない相手に勝った。千田大は「素直にうれしい。1、2年生の時の夏は初戦敗退だったので、絶対に勝つ思いだった」と笑みがあふれ、小沢主将は「グラウンドで歌う校歌で、こみ上げてきた。目標は県制覇」と語った。

続きを表示

2020年7月2日のニュース