巨人・原監督 2四球の沢村に即説教!1点リード8回自滅…降板直後にベンチ内で

[ 2020年7月2日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人3―5DeNA ( 2020年7月1日    東京D )

<巨・D>降板した沢村(左)と話す原監督(撮影・島崎忠彦)
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 巨人は1日、1点リードの8回に3点を奪われ、DeNAに逆転負けを喫した。逃げ切り態勢で送り出した沢村拓一投手(32)が、2四球で1死一、二塁のピンチを招いて降板。後続投手が逆転打を浴びた。原辰徳監督(61)はベンチで、自身の横に座った右腕に厳しい表情で語り掛ける場面も。期待を込めた「公開説教」で奮起を促した。

 試合終了を待たず、自身の思いをすぐに伝えた。8回の登板直後、原監督はベンチで沢村を呼んだ。

 「(この日の最速)156キロでしょ。パットンもいい投球をしたけどパットンよりも速いんだよ」。

 敵軍の救援投手より4キロ速い威力を誇りながら制球が定まらない。14球中9球がボール球で2四球。中継ぎにあってはならない失点を指摘し、「次はやってくれるでしょう」と期待した。

 胸に秘めた親心がある。4年ぶりに監督復帰した昨季、沢村のチーム内での信頼回復を使命の一つとした。16年にセーブ王を獲得したが、17年は右肩の故障で1軍登板なし。18年は制球難からの自滅を繰り返した。他の選手に対しても「なんとなくバリアーを張っているというか壁がある」と感じていたという。

 昨春キャンプで監督室に招き、5年ぶり先発転向を通達した。長い回を投げるためには、体を脱力することが必要。シーズン途中に中継ぎに再転向させ、「力任せ」の制球難はなくなった。計43試合登板で、防御率2・61と復活。リーグ制覇の原動力となり、指揮官は「一番彼に必要だったのはチーム内の信頼。払しょくするのに凄く苦労した」とうれしそうに話していた。

 それだけに四球からの逆転打は悔しかった。この日のブルペンでは最年長の32歳。

 「四球というのはなかなか計算できないね。チームが困っている時に沢村がね。もうリーダーなんですから、なんとかしてもらいたい」と奮起を促した。

 打者を見下ろすような豪快な投げっぷりだが、登板前は何度もえずいてしまうほど繊細な性格の持ち主だ。そんな右腕を可愛く思う指揮官の期待は計り知れない。 (神田 佑)

 ▼巨人・宮本投手チーフコーチ 叱咤(しった)で言うのであれば、(この内容では)居場所はなくなってしまう。経験や実力を踏まえれば(8回は)クリアしないと。四球で崩れるのはあってはいけない。次の登板の指名もできなくなる。

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