カブス ホットビー投手コーチ、5月に新型コロナ感染 涙で闘病生活告白「この病気がどれだけ過酷か」

[ 2020年7月2日 21:32 ]

 カブスのトミー・ホットビー投手コーチ(38)が1日(日本時間2日)、オンライン取材に応じ、5月に自身が新型コロナウイルスに感染し、30日間の自宅隔離など、闘病生活を送っていたことを明かした。「自分の経験を話すことが重要だと考えた。世の中に出回っているのは、症状が出なかったとか、数日で済んだとか安易なものが多いから。この病気がどれだけ過酷なものか他の人にわかってもらえたら」と涙ながらに語った。

 同コーチはジョン・レスター投手(36)と2歳差と選手に近い年齢。それでも頻繁に呼吸困難に陥り、「夜になると容態が悪化した。深夜から朝の6時まで眠れず、6時から午前10時の間になんとか眠れた。何度も通院した。人工呼吸器をつけるまでにはいかなかったが、ある日は8時間も治療を受けねばならなかった」と明かした。

 闘病中、オンラインでダルビッシュら投手陣とのミーティングに臨んだが、途中で咳込み、息切れして、終わらざるをえなくなったこともあったという。この日は陰性結果が出てから2週間が経過したが、心肺機能に違和感があり、体調は元通りではなく、体重も8キロほど減った。

 同コーチは「今、野球などスポーツができる状態だと思うか」と問われると「社会にスポーツがあることは重要。ただたった一つの小さな過失が、一つの接触が、一つの産業全体を頓挫させる。野球をファンの元に戻すために何でも力になれることはやりたい。みんなで責任を持って行動しないといけない。そうでないと、簡単に頓挫する」と力説した。

 同コーチはオプトアウト(プレー放棄)も考えたが、ナインと一緒に戦うことに決めた。ダルビッシュら、カブス投手陣は同コーチの闘病生活を知っていたから、新型コロナウイルスの怖さは他人事ではなかった。

 ダルビッシュはチーム集合日のこの日にPCR検査を受けたが、4日前に出場を決めた時、自身のYouTubeチャンネルで「すごく迷った」、「腹をくくってシカゴに行って、なんとか乗り切れるように頑張っていきたい」と語っていた。(奥田秀樹通信員)

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