中畑清氏 巨人・沢村は四球、四球じゃ守っている野手も“どっちらけ”

[ 2020年7月2日 06:00 ]

セ・リーグ   巨人3―5DeNA ( 2020年7月1日    東京D )

<巨・D>8回1死一塁、この回2つ目の四球を楠本(左)に与える沢村(撮影・木村 揚輔)
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 【中畑清 視点】勝負して打たれたのなら仕方ない。守ってる野手も割り切れる。でも、四球、四球じゃどっちらけだ。1点リードの8回に登板した巨人の沢村。球離れがバラバラでボールがどこにいくか分からない。勝負どころで四球の怖さがある投手は使えないよ。

 この日の巨人ベンチは3―1の7回に中川を投入した。DeNAの攻撃は1番の梶谷から始まる。勝負のイニングとみて前倒しで信頼の左腕をつぎ込んだのだろうが、沢村が開幕からずっと不安定な現状では、中川は8回以降に限定した方がいい。8回中川、9回デラロサ。あるいはその逆でもいい。とにかく8回以降に固定すべきだ。

 勝ち試合の6、7回の継投をどう組み立てるか。任せられる投手はいる。この試合も投げた右の鍵谷、鍬原。いい球を投げていた。そして左の高木。沢村が残したピンチで登板し、不運な打球もあって逆転されたけど、1死満塁からソトを内角直球で三振に取った投球は見事だった。

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2020年7月2日のニュース