ソフトバンク・石川 650日ぶり白星 ダルの教え「スラッター」で活路

[ 2020年7月2日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク4―0日本ハム ( 2020年7月1日    東京D )

<日・ソ>5回まで無失点と好投する石川(撮影・高橋茂夫) 
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 北の大地で復活白星!ソフトバンクは1日、日本ハムに4―0で快勝した。石川柊太投手(28)が6回無失点、10奪三振の好投で18年9月20日以来、650日ぶりの白星を挙げた。チームは今季初の零封リレーで連敗を3で止めた。この日は都雪谷出身のオリックス・鈴木優も西武戦でプロ初勝利。石川は都総合工科出身。複数の都立高出身投手が同日に2人勝つのは史上初となった。

 涼しい顔のまま一塁ベンチへ戻った。6回2死満塁。石川の108球目。野村を148キロ外角直球で見逃し三振に斬った。6回5安打無失点、毎回の10奪三振。18年9月20日の日本ハム戦以来650日ぶりの白星だ。2桁奪三振もその時以来。右腕は、お立ち台の上で無人席に叫んだ。

 「ありがとうございます!あざーす!自分の良さ、自分らしさを出そうと思って、自分の球を投げられたのが一番良かったです」

 先発での勝利は18年7月17日の西武戦で挙げてから715日ぶり。7年目で初の開幕ローテーション入りも6月24日の西武戦は、3回2/3を6安打6失点と炎上。味方打線が初回にくれた4点を守れなかっただけに「背水の陣じゃないが、ここでダメなら2軍覚悟。腹くくって自分でプレッシャーを高めた」。3回に敵失で味方が先制。勝利投手の権利が近づいた4回は1死二塁で清宮、野村の両若手を遊ゴロと右飛で片づけた。

 昨季は右肘痛の影響もあり、登板は2試合のみ。年明けにはカブスのダルビッシュ有のもとで千賀とともにトレーニングをし、助言を受けた。「フォーシームがシュート回転で強いので、その逆球を使えば抑えやすいんじゃないか?」。そこでスライダーとカットボールが融合された“スラッター”を習った。この日、6回1死一、二塁で大田を見逃し三振に仕留めたボールがスラッターだった。

 工藤監督は試合前に「月が変わればツキも変わる。野球の神様は見ている」と期待していた。工藤体制ワーストの借金4も回避し連敗を脱出し「石川がいいリズムで投げてくれたから得点も生まれた。理想に近い、いい試合ができた」と笑った。7月1日、石川からツキが変わってきた。

 ◆石川 柊太(いしかわ・しゅうた)1991年(平3)12月27日生まれ、東京都出身の28歳。都総合工科から創価大を経て、13年育成ドラフト1位でソフトバンク入団。3年目の16年7月1日に支配下登録され、17年5月31日の中日戦で初先発初勝利。昨季は右肘痛の影響で登板は2試合だった。1メートル85、86キロ。右投げ右打ち。

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