巨人・坂本、看板弾!主将5年目で初のビールかけへ加速 広島に逆転勝ちでM19

[ 2019年8月29日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人6―2広島 ( 2019年8月28日    東京D )

5回1死一塁、坂本勇は左中間に看板直撃の2ランを放つ(撮影・三島 英忠)
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 巨人は28日、広島に逆転勝ちし、リーグ優勝マジックを1つ減らして19とした。2点を追う5回に1点を返し、なお1死一塁から坂本勇人内野手(30)が左翼後方の看板に当てるリーグトップタイの33号逆転2ラン。主将が自身今季初の逆転打で勝利に導き、24日のマジック点灯以来、初めて数字を減らした。

 「やっぱりビールはおいしい、うれしい。」――。坂本勇の逆転弾は左中間奥「一番搾り」の看板を直撃した。主将5年目で初のビールかけへ、9試合ぶり一発となる140メートル弾で加速させた。

 「ビール当てましたけど、飲みすぎないようにコンディションを気にしながら頑張りたい」。主将1年目の開幕直前。都内焼き肉店で決起集会を開き「裏方さんに恩返しできるのは優勝旅行とビールかけ」と所信表明した。看板弾で賞金100万円と一番搾り1年分が贈られるが、悲願の瞬間まで節酒する。

 マジック消滅の危機もあった。0―2の5回。亀井が23イニングぶりの得点を挙げた直後の1死一塁だ。野村の初球を強振すると、右手のバットをベンチ方向に向け声を上げた。リーグトップタイの33号2ラン。146安打目は意外にも今季初の逆転打だ。2年連続の看板弾に「二度とないかなと思ったんですけど打ててうれしい。今年一番完璧」と喜んだ。

 試合前、首脳陣には自ら「行けます」と伝えた。前夜はコンディション不良のため途中交代。球場入りすると早出で外野を走って状態を確認。打撃練習はフルメニューをこなした。この日も7回の守備から退いた。チームの流行語「状態イイネ」タオルを手に「状態良くないよ」と笑ったが、「レギュラーなら当たり前」と全118試合に先発出場する。

 自身は不参加だった17年秋季キャンプ。小林が主将に任命された際にアドバイスを求められると「俺が教えてほしいわ」と悩んだ。今年の球宴で、岡本が緒方監督から主将に任命されながら無安打。23歳が報道陣に囲まれているのを見ると「おまえ打ってないのに、しゃべることないやろ!」とツッコんだのも主将の優しさだ。若手への接し方に自問自答する時期もあったが、1月に「いい成績を残してチームを引っ張るのが一番」と誓った。

 原監督は「万全ではないですけど。自分を疑わずに自信を持ったスイングができている。あの場面でグッドジョブ」と称えた。24日に点灯したマジックを3試合目で初めて減らして19となったが「気にして戦うマジック数じゃない。目の前の1試合を戦っていきたい」と坂本勇。笑顔は5年ぶりのリーグ優勝の歓喜の乾杯に取っておく。 (神田 佑)

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