マツゲン箕島 2年ぶり5度目V!復活のエース・和田 2度目のMVPに輝く

[ 2019年8月29日 19:59 ]

第44回全日本クラブ野球選手権・最終日 決勝   マツゲン箕島硬式野球部7―0OBC高島 ( 2019年8月29日    メットライフ )

<全日本クラブ野球選手権大会 決勝 マツゲン箕島硬式野球倶楽部・OBC高島>7回1死満塁、冨樫の二失で三走・岸24が生還しコールド勝ちで優勝を決めたマツゲン箕島硬式野球倶楽部ナインは喜ぶ(撮影・西海健太郎)
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 マウンド上の歓喜の輪に和田拓也投手(25)が全速力で加わった。マツゲン箕島硬式野球部が7回コールドで2年ぶり5度目の頂点。「(優勝旗を)取り返す気持ちで丁寧に投げました」。昨大会決勝・大和高田クラブ戦は6回途中5失点KO。苦かった敢闘賞も、今年は自身2度目の最高殊勲選手賞(MVP)に輝き、胸を張ってトロフィーを掲げた。

 春先は地獄を味わった。左肩腱(けん)板痛で4・5月は投げ込み禁止。7月末になっても従来の上手投げだと激痛が収まらない。「5カ所以上の病院をハシゴしてもダメ。半ば開き直って」サイドスローに転じたら痛みは出ず、打者の反応まで一変した。右打者の内角、左打者の外角に直球、ツーシームが角度をつけて決まる。スライダーの曲がりも鋭くなった。「けがの功名です。攻め方が広がった」。大会直前の21日、オープン戦で今夏の都市対抗8強・日本生命を4回1失点に抑え、自信が確信に変わった。

 「チームは去年の忘れ物を取りに来たけど和田は素晴らしいの一言」。西川忠広監督(58)は復活エースに最敬礼だ。

 次の目標は社会人相手の日本選手権(10月、京セラドーム)で「初白星」を挙げることだ。「今の投球スタイルをもう1度鍛えます。ボクは楽しんで投げるので同じタイプの(JFE東日本)今川君に投げたい」。和田は都市対抗優勝チームで若獅子賞を獲得したルーキーとの対戦を夢見ていた。

 全ナインは大阪、和歌山を商圏とするスーパー「マツゲン」に勤務。和田は精肉部門、初戦&準決勝で2勝を稼いだ松尾大輝投手(22)は野菜部門で普段は早朝6時半から夜まで勤務している。「優勝ご褒美」できょう30日は休日となったが、もしV逸ならバスで9時間かけ和歌山県有田市へ帰郷後、明け方から勤務先のスーパーで働くことになっていた。「クラブ野球はそのくらい厳しいんです。去年もそうでしたから」と西川監督。束の間のオフを満喫し、秋の大一番に臨む。

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