広島・山口 リベンジ2勝目へ心身鍛え直し「チャンスつかめるように」

[ 2019年8月20日 05:30 ]

先発が予定される22日のヤクルト戦に向け、マツダスタジアムで調整した広島・山口
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 広島・山口翔投手(20)が19日、マツダスタジアムであった1軍の投手指名練習に参加。先発が予定される22日のヤクルト戦に向け、最終調整に汗を流した。衝撃的だった5月30日のプロ初勝利から約3カ月。心身を鍛え直した右腕は攻めの投球を貫き、先発の役割を果たすことで、逆転4連覇をあきらめないチームに貢献する意気込みだ。

 小雨が時折舞うマツダスタジアム。午前11時からの投手指名練習に山口の姿はあった。大瀬良とのキャッチボールを終えると、室内のブルペンで入念に投球練習。3日後の22日に予定される今季6度目の先発を前に、高揚感は隠せなかった。

 「しっかり結果を出して上がることができた。ずっと悔しくて、今度こそ…という気持ちでやっていました」

 5月30日のヤクルト戦で7回2死まで無安打に抑え、プロ初先発でプロ初勝利。その衝撃が大きかった分、挫折を味わうのも早かった。直後の西武戦でプロ初黒星を喫すると、2度目の昇格となった7月9日の中日戦では屈辱的な1回3失点KO。試合後のベンチに山口の姿はなかった。

 「自分と勝負していた。フォームを気にしすぎたりして、自分のボールが投げられていませんでした」

 何も恐れずに攻めた歓喜から一転。打たれて怖さを知った。結果を考えると、弱気にもなった。1軍では絶対に制球ミスが許されない―。窮屈な思考が自らを追い込む。無駄な力みを生み、スムーズな動きを阻害した。

 「打者に向かっていく姿勢に欠けていたので、2軍ではそこを意識してやりました」

 成果は出ている。3日のウエスタン・中日戦で7回途中1失点に抑えると、10日の同・オリックス戦でも7回を2安打零封。投球練習を見守った佐々岡投手コーチは「強い球がいっていた。ファームでの好結果を、1軍のマウンドでも出してほしい」と期待した。

 刺激もある。山口よりも後に昇格し、勝ちパターンの終盤を担うまでに成長したライバル・遠藤の存在。「スゴいと思うけど、同学年で負けたくないし、(1軍で)一緒にやりたい気持ちもある」は偽らざる本音だ。

 「チャンスをもらったので、つかめるように頑張りたい」

 首位・巨人とは6・5ゲーム差。それでも逆転4連覇をあきらめるわけにはいかない。20歳は投球で自身の名誉挽回と、チームへの貢献を誓っている。(江尾 卓也) 

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