星稜・奥川、圧巻7回零封に「ホッとした」石川県勢“悲願”背負い決勝へ「期待に応えられるよう」

[ 2019年8月20日 15:34 ]

第101回全国高校野球選手権大会 準決勝   星稜9―0中京学院大中京 ( 2019年8月20日    甲子園 )

<星稜・中京学院大中京> 7回2死二塁、山瀬の適時打で生還し、笑顔でハイタッチする星稜・奥川(右) (撮影・平嶋 理子)
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 石川県勢初の全国制覇を目指す星稜が、3戦連続逆転勝利で勝ち上がった中京学院大中京(岐阜)を寄せ付けず9-0完勝。7回2安打無失点、打ってもリードを広げる2点適時二塁打を放ったエース奥川は試合後「次につながったので、ホッとしました」と笑顔を見せた。

 17日の智弁和歌山との3回戦では14回165球、23奪三振の1失点完投勝利。翌日18日の準々決勝・仙台育英戦は登板せず、温存された。奥川は「万全の状態というわけではないですが、(準々決勝は)休むことができたので、投げられる状態だった」という。

 この日は「打たせて取る」ことを意識。球威を抑え、ここぞの場面でギアを上げて「その通りの投球ができた」と話す。2桁10三振を奪い、7回にも151キロを計測するなど圧巻の内容。ただ、「まだボールが浮いたり、ボール先行もあった」と満足することはなかった。

 初優勝をかけ、22日の決勝で履正社(大阪)と対戦する。勝てば石川県勢にとっても初の全国制覇。奥川は「石川県の方はそれを期待していますし、応援してくださっているわけなので、その期待に応えれらるように最後まで全力で戦い抜きたいと思います」と頼もしかった。

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