阪神・矢野監督 執念采配実った!2三振の大山をベンチへ下げ、3発快勝

[ 2019年8月20日 21:26 ]

セ・リーグ   阪神8―0DeNA ( 2019年8月20日    京セラD )

<神・D>5回2死満塁、福留の適時二塁打に、ベンチでガッツポーズを見せる矢野監督(撮影・大森 寛明)
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 阪神は20日、京セラドーム大阪でDeNAと対戦。連敗を3で止めた。

 両軍スコアレスで迎えた5回無死一塁。この日1軍昇格即先発した中谷がDeNA先発・浜口のチェンジアップをとらえ、左翼線へ二塁打。無死二、三塁と好機を広げたが、続く梅野は2ボールからの3球目にスクイズ失敗(ファウル)。結局二飛に倒れ、続く青柳も2球目にスクイズを試みたが、ファウルに…。その後、空振り三振に倒れた。

 この重い流れを一変させたのがベテランの福留だった。近本の申告敬遠で満塁とすると、続く木浪がストレートの四球を選んで1点を先制。さらに満塁の絶好機で福留が右中間へ走者一掃の二塁打を放ち、この回一挙4点を挙げた。

 6回は糸原が3番手・赤間の真ん中高め直球を強振。7月6日の広島戦以来となる貴重な2号ソロを右翼席へ放り込み、7回には4番のマルテが左翼席へ2ラン。8回は梅野が左中間へソロ本塁打を放った。

 先発マウンドを託された青柳は5回2/3を被安打6の8奪三振、無失点と力投。6月12日ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)以来となる6勝目を挙げた。

 矢野監督の執念采配も光った。6回2死一、二塁の場面で先発の青柳を諦め、岩崎を投入。この日2三振だった三塁の大山をベンチへ下げ、北條をグラウンドへ送った。大山の途中交代は今季3度目だった。その岩崎が期待通りの快投でピンチの芽を摘み取り、継投でリードを守った。 

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