楽天、打ち勝って交流戦Vに望み 初回に両軍6点以上 30年ぶり珍乱打戦制す

[ 2019年6月23日 05:30 ]

交流戦   楽天11―9DeNA ( 2019年6月22日    横浜 )

ナインを出迎える平石監督(左端)=撮影・島崎忠彦
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 慣れ親しんだ球場で乱れに乱れた試合の流れを引き寄せた。横浜高OBの楽天のドラフト6位・渡辺佳の一打。3点を追う5回2死一、二塁の場面で代打として、左中間を破る2点二塁打を放った。

 「追加点を取れれば逆転できると思っていた。ベイスターズファンからも歓声をもらってうれしかった」。登場時に名前がアナウンスされると、DeNAファンからも大きな声援。結果で応えた。

 初回に6点を先制したが、直後に7点を奪われた。初回の表裏だけで1時間超。両軍が初回に6点以上を取り合うのは、プロ野球史上でも30年ぶりという珍記録だった。8―9の7回には途中出場の山下が左翼ポール際に逆転2ラン。今季21度目の逆転勝ちだ。

 渡辺佳は打率・243ながら、得点圏は8打数4安打6打点と新人離れした勝負強さ。平石監督も「“とりあえず佳明”ではなく、佳明で勝負にいった。あそこで2点取れたのは大きかった」と期待通りの活躍だった。

 21日は出場機会がなかったが、祖父で横浜高前監督の渡辺元智氏(74)が応援に駆けつけてくれた。横浜スタジアムでプレーするのは神奈川大会準決勝で敗退した3年夏以来5年ぶり。凱旋試合で錦を飾り「プロになってまたここでやれてうれしい」と感慨深げだった。

 4時間7分の熱戦を終え、平石監督は「初回に6点取って負けたらダメでしょ」と苦笑いを浮かべつつ「よく粘ってくれた」とナインを称えた。交流戦2年ぶりの勝ち越しも決め、初優勝に望みをつないだ。可能性がある限り「逆転の楽天」は頂点を目指して突き進む。(重光 晋太郎)

 ≪初回両軍4点から大幅更新≫DeNA―楽天戦は初回表に楽天が6点、裏にDeNAが7点をマーク。初回表裏に両軍6得点以上の応酬は、89年10月7日にヤクルトが8点、中日が6点を奪って以来30年ぶりだ。なお、これまでの交流戦の初回の点の取り合いは、09年5月24日広島―西武戦の両軍4点が最多だった。

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