巨人、交流戦V逆王手!原監督 甲斐キャノン破った重信を称賛「彼の武器が増えた」

[ 2019年6月23日 05:30 ]

交流戦   巨人7―2ソフトバンク ( 2019年6月22日    東京D )

7回無死一塁、甲斐から盗塁を成功させる重信(左)=撮影・木村 揚輔
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 巨人が22日、ソフトバンクとの交流戦首位決戦に7―2で勝ち、優勝に逆王手をかけた。原辰徳監督(60)が前日に今季初めて一塁で先発起用した阿部慎之助捕手(40)が6回、2試合連続の適時打。7回は、完投ペースの山口俊投手(31)に代走を送る勝負手でダメ押しの3点を加えた。指揮官が「甲子園の決勝」と位置づけた23日の最終戦を制し、5年ぶりの頂点に立つ。

 東海大相模時代に自身も立った、特別な舞台にたとえた。交流戦制覇に逆王手をかけた原監督は「今日は甲子園の準決勝。明日は決勝」と語った。

 「優勝の懸かった一戦は、このところジャイアンツがあまり経験していない。選手、チームの技、力の見せどころ」。第2次政権時の14年以来、3度目の頂点を見据えた。

 ソフトバンクとの3連戦初戦に敗れた前夜。今季初めて一塁で先発起用した阿部を、監督室に呼んだ。40歳のベテランに「どうだい?明日も行こうと思う」と伝えた。返答は「大丈夫です。元気です」。スタメンに据えると、3―1の6回に2試合連続の中前適時打。5回は一、二塁間を抜けそうな打球に飛びつき、相手のチャンスの芽を摘む姿に「2メートルぐらい跳んだような…。まだバネは残っている」と賛辞を贈った。

 4年ぶりの復帰が決まった昨秋。若手の育成法の一つを「やる気スイッチを押す」と表現した。「時にしかりながら伝える。目覚めさせる」。20日のオリックス戦では、一塁からスタートを切れなかった重信をベンチで厳しく叱責(しっせき)した。公開説教は2日後、ダメ押しの3点につながった。

 7回。重信は先頭で四球を選び出塁。次打者の2球目で、「甲斐キャノン」から二塁ベースを陥れた。勝負を決める3点が50メートル5秒7の快足から生まれた。原監督も「日本一」と認めた甲斐の強肩からの二盗に「彼の武器、ツールが増えた。大きな戦力になる」と重信の成長を認めた。

 5月29日は14年に他界した父・貢氏(享年78)の命日。同27日に親族で都内の墓を訪れ、お経を上げた。「丸5年たったもんね」と感慨深く話した指揮官は、貢氏と父子鷹で夏の甲子園に3年連続出場した。その決勝になぞらえた大一番。勝てば優勝が決まる。

 「意気に感じ、楽しみながら、しかし緊張はするでしょう。私自身もしっかり戦っていきたい」。名将はそう言って、目を光らせた。 (神田 佑)

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