大谷 代打で三ゴロ、3回に登場 昨季含めても最も早い起用

[ 2019年6月23日 04:52 ]

インターリーグ   エンゼルス―カージナルス ( 2019年6月22日    セントルイス )

エンゼルス・大谷(AP)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(24)が22日(日本時間23日)、敵地カージナルス戦の3回無死一塁で代打出場したが三ゴロに倒れた。

 同じ94年生まれの24歳右腕ハドソンに対し、初球の外角93マイル(約150キロ)シンカーは見逃しストライク。続く2球目の内角高めの93マイル(約150キロ)直球に詰まらされ、三塁への平凡なゴロとなった。

 これで今季代打では3打数無安打、1四球。今カードは交流戦でDH制がないため、代打の切り札としての役目を担うが、3イニング目での代打出場は昨季を含めても最も早い起用となった。

 早めの起用についてブラッド・オースマス監督は「右投手と対戦できる保証があった。走者がいるところで起用したかった。後ろ(大谷の次打者、次々打者)にラステラ、トラウトが控えていた」と説明。カ軍の救援はベテラン左腕ミラーが健在で、大谷は前日の同戦で代打で見逃し三振に打ち取られていた。先発右腕N・ラミレスが「オープナー」のため、2回で降板したことも早期出場の一因だった。

 今月20日に指揮官は、DH制のないナ・リーグ主催試合に初回の攻撃限定で大谷を出場させる「野手版オープナー」案について米メディアに問われ「面白いけど、やるかは分からない」と話していた。今回の起用は完全な「野手版オープナー」ではないが、似たような形となった。

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