明大「幻の4番」和田、リーグ初本塁打&2発目&5打点

[ 2019年4月28日 15:02 ]

東京六大学 第3週第2日   明大5―3早大 ( 2019年4月28日    神宮 )

<明大・早大>8回2死一、二塁 逆転3ランを放ち両手を叩く明大・和田(撮影・久冨木 修)
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 「幻の4番」が本領発揮だ。明大の和田慎吾外野手(4年、常総学院)が4回にリーグ戦初本塁打となる左越え2ラン、1点を追う8回には中越え逆転3ランとチーム全打点を稼ぎ、連勝&勝ち点奪取に貢献した。

 「今までチームに迷惑をかけていたから、何とか借りを返したかった。1本目は2死、カウント3―1だったから腹を据えて狙って打ちました」。

 新チーム結成直後は4番も結果が伴わずリーグ開幕時は6番に降格すると、27日の早大1回戦まで8打数無安打。善波達也監督(56)はスタメン落ちまで考えたが、前日の試合後も府中市のグラウンドに戻ると3時間に及ぶ特打で汗を流すなど必死だった。先週の立大戦前は特打に熱中するあまり神宮へのチームバスに間に合わず、鈴木文雄コーチの車に同乗して球場入りした。本人の努力、周囲の支えが大爆発を呼び込んだ。

 2本目はスライダーを中越えに運んだ長距離砲らしい一撃だった。「風(逆風)はあったけど気持ちで押し込めた」と振り返るヒーローに、善波監督は「きょうは和田が一番。2本目はボールに魂が乗り移った。早稲田戦は強いんだよな」と称えた。

 2016年5月16日の早明3回戦。1年生・和田が「6番・右翼」で先発し初回、満塁の走者を一掃する中越え打を放つなど鮮烈デビューした。それから「4番候補」は長く暗いトンネルに突入したが、最終学年で花を咲かせようとしている。「ずっと結果は出なかったけど、調子は悪くなかった。意味のある1本で良かった」。和田がようやく笑顔を見せた。 

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