巨人・山本が躍動!“恐怖の8番”2打席連続適時打「思い切りいけた」

[ 2019年4月28日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人5―4DeNA ( 2019年4月27日    東京D )

4回1死一、三塁、バットを折りながら左前適時打を放つ山本(撮影・西海健太郎)   
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 ヤングGが躍動した。巨人・山本泰寛内野手(25)が27日、DeNA戦で決勝打を含む自身初の2打席連続適時打を放った。2回に先制の中前適時打。4回は左前に適時打を運んだ。慶大出身で4年目を迎えた25歳。腰痛で離脱した吉川尚輝内野手(24)の穴を埋める大活躍を見せ、ゴールデンウイークに入った10連戦初戦の勝利に貢献した。

 元慶応ボーイは泥くさい。それが真骨頂だ。プロ入り初の2打席連続タイムリーで対照的な打撃を見せた。  「軌道のイメージができていた」。そう振り返ったのは2回2死一、二塁。「軌道」とは井納のスライダーだ。2球続いた球種は外角低めだったが、腕を伸ばして捉え、中前へ運ぶ先制打となった。  「速い球に合わせていた。思い切りいけたことが結果としてつながった」。そう振り返ったのは1―0の4回。1点を加え、なお1死一、三塁から内角の147キロ直球に腕を畳んで振り切った。バットを折りながらも左前に運ぶ適時打。出場9試合で打率・364の25歳は「粘り強さが持ち味。継続していきたい」と力強く言った。

 開幕直後に2軍落ちしたが、吉川尚が腰痛で離脱して巡ってきたチャンスで猛アピール。正二塁手を奪わんとばかりの活躍に、原監督も「見事。ヒットゾーンが広い。(打線に)幅が出ます」と“恐怖の8番”を称えた。

 中学時代は世田谷西シニアのエースとして3年時に全国優勝した。勉学にも励んで慶応に進学したが、1年夏の終わりに投手をやめさせられた。「他のポジションをやったことがなくて、不安やストレスがあった」と体重は7キロも減った。野球をやめることも考えたが、友人や家族に励まされ、何よりも「自分の成長を第一に考えた」という。努力の末、3年時には遊撃のレギュラーをつかんだ。

 球団では高橋前監督以来の慶大卒。大学時代から起床後の素振りがルーティンで没頭するあまり、自宅のテレビを壊したこともある。プロ入り後に「これでは通用しない」と2年前の秋季キャンプで打撃改造し、ミートポイントを大きく前に出した。イメージは左足よりも前。球に差し込まれることが減り、今季の躍進につなげた。

 山本を中心とした若手の活躍で10連戦を白星発進。主役はお立ち台で「明日からも声援よろしくお願いします!」と叫んだ。ヤングGが首位を走る原巨人の勢いを加速させる。 (青森 正宣)

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