ロッテ・アジャ4番復帰で9回V撃 “たんしゃぶパワー”で最下位脱出打

[ 2019年4月28日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天6―5ロッテ ( 2019年4月27日    楽天生命パーク )

9回2死三塁、右前適時打を放ちガッツポーズする井上(右は松井裕) =撮影・白鳥 佳樹=
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 4番に返り咲いた男が決めた。5―5の9回2死三塁。ロッテ・井上は楽天の守護神・松井が外角低めに投じた145キロ直球に少し詰まった。「頼む、ヒットになってくれ!」。願いは通じた。右前への決勝適時打。走りながら右拳を握った主砲は、ベンチにも両手の拳を突き上げた。

 「低めは振らないようにと思っていました。えっ、打ったのは低めでした?調子が良ければ見えていたとは思うんですけど(笑い)」。14年の初対戦以来、10打数無安打5三振だった苦手左腕からの初安打は連敗を3で止め、最下位から脱出させる一打となった。

 開幕7試合、打率・043で6日に出場選手登録を抹消された。「考えながら試合に出るより、吹っ切れた」。上半身と下半身の連動を意識、打撃フォームをつくり直した。23日、ZOZOマリンでのイースタン・リーグ、巨人戦で本塁打を放ち、即1軍昇格。今季12球団最長の5時間21分だった夜の西武戦もフル出場するなど、昼夜合わせ10打席立った。

 「まだ、後ろから誰かに引っ張られている感じがする」とダメージは残るが、それ以上にバットは好調だ。2回2死一、二塁でも中前適時打と2安打2打点で復帰後4試合、打率・444、1本塁打6打点。この試合から4番に戻すと決めていた井口監督も「相手のクローザー(松井)を打てたことは大きい」と高く評価する。

 仙台へ移動した26日は名物の牛タンをしゃぶしゃぶする「たんしゃぶ」を心いくまで堪能した。おなかを満たして臨んだ楽天戦で、今度は心も満たされた。 (福浦 健太郎)


〇…今季初の「2番・角中」がはまった。初回無死一塁、送らずに左前打で好機を広げ、レアードの2点二塁打につなげた。5―5の9回無死一塁では、17年以来2年ぶりの犠打で決勝点をアシスト。「バントは苦手意識はないし、2番なら普通」と言い、井口監督は「大事なバントを決めた。(角中が2番だと)作戦がいろいろできる」と評価した。

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