阪神・西、痛恨被弾で悔し5失点「狙いはゲッツーでしたが…」

[ 2019年4月28日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神4―5中日 ( 2019年4月27日    ナゴヤD )

4回1死一、二塁、ビシエドに逆転3ランを浴びた西勇輝(撮影・大森 寛明)
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 今季初の4連勝を狙った阪神は27日、敵地で中日に痛恨の逆転負けを食らった。移籍後初の中5日で12連戦の初戦を託された先発の西勇輝投手(28)は3点リードの4回に暗転。ビシエドに逆転3ランを浴びた。今季ワーストとなる6回5失点で無念の降板。阪神は3、4月の負け越しが決まった。

 左翼スタンドへ吸い込まれた打球をぼう然と見つめた。3点リードの4回。先頭打者への死球を足がかりに連打を浴びて1点を失い、さらに続く無死一、二塁の局面。4番・ビシエドに投じた2球目だ。内角低め、シュート気味の球を豪快に放り込まれた。西にとって平成最後となる先発マウンド。阪神移籍後、初の被弾だった。

 「(4回の)ビシエドの所ですが、自分の中で勝負しにいったボール。狙いはゲッツーでしたが、配球の中で、もう少しラインか高さを明確に持って投げるところでした」

 3回までは圧巻の完全投球。暗転したのは4回、先頭で平田を迎えた場面だった。その初球。抜けたカーブが左肘付近に当たった。「この展開で流れを止めてしまった。先頭のデッドボールが痛かったと思います」。続く京田に右前へ運ばれて一、三塁とピンチを広げると、大島の二塁内野安打で1点を失った。そしてビシエドへの1球…。傾いた流れを引き戻せなかった。

 これまでの中6日から一転、今季初の中5日で迎えたカード初戦。12連戦の頭を託された意味を西は十二分に理解していた。金村投手コーチはその意気込みを理解しながら解説を加えた。「不運というか、あの死球で苦しくなった。初戦だから、相手を崩そうとしてくれているんだろうけど。西らしく左右を使って投げてくれたらいい」。精密機械のようにコーナーへ散らすのが信条。普段以上に緩急を意識して、相手打線を崩して2戦目以降につなげる狙いがあったのかもしれない。

 開幕から4度の先発はすべてハイクオリティースタート(7回以上自責2以下)。初回に3点の援護をもらいながら、6回5失点は今季ワーストの屈辱だ。ナゴヤドームはオリックス時代を含めて計4試合に登板し、0勝3敗と不思議と結果が出ない。三重県の出身。幼少期からよく通った準地元ともいえる球場で気合は空転したのか。「しっかり切り替えてやっていきます」。敗戦の責任をすべて背負い、次回登板を見据えた。(吉仲 博幸) 

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