阪神・大山似の九州三菱自動車・隈本“猛虎魂”で決勝打

[ 2019年4月28日 21:22 ]

第70回 JABA京都大会   九州三菱自動車4―2JFE西日本 ( 2019年4月28日    皇子山球場 )

九州三菱自動車・隈本高晟内野手
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“猛虎魂”を持った男が、決勝打を放った。8回2死一、三塁。「7番・一塁」で先発出場した九州三菱自動車・隈本高晟内野手が、三遊間を抜ける左前適時打を放ち試合を決めた。阪神・大山に似ていると「めっちゃ言われます」とはにかむ25歳。重石勝司監督から「腹をくくれ」とカツを入れられ向かった打席で「消極的にならずにガツガツいこうと思った」と拳を握った。

 阪神タイガースの現役選手と縁が深い。1学年上の谷川昌希とは高校から社会人のチームまで同じで、東農大時代は寮で同部屋。陽川尚将とは東農大時代、共にクリーンアップを打ち、4番の座を継承した。今でも連絡を取り合い、用具などを譲ってもらう。この日着用していたバッティンググローブも陽川から譲り受けたもの。プロの先輩の“力”を借り放った決勝打に「またください、と連絡しようと思います」と相好を崩した。

 人間的にも尊敬し、2人のことは今でも目標にしている。「僕の“先輩像”は陽川さんと谷川さんです。大学時代は陽川さんが抜けて(卒業して)その偉大さがわかったし、後輩のことをいつも気にかけてくれる。谷川さんも後輩に対して優しいし、みんなでカバーし合うという姿勢を学びました。野球は失敗の多いスポーツなので、助け合って、失敗はカバーしてやっていくことを心がけています」と、同じ阪神に入団した2人の先輩の“魂”を受け継いでいる。 前日まで5番を打っていたが不調で、重石監督が「楽に打たせてあげたい」と7番に座って結果を残した。2人の先輩と同じプロ入りへの夢は持ち続けており「まずはチャンスで打って注目されたい」と、打撃にさらなる磨きをかけるつもりだ。決勝トーナメント進出は29日の日本新薬の勝敗次第となったが「もし上がれたら(進出できたら)、バッティングの調子も上がってきているのでぜひ上がりたい」と力を込めた。

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