阪神・岩崎“あと1人”でKO…第5の男出てこいや!

[ 2015年7月26日 05:30 ]

<神・D>5回2死満塁、梶谷の中前適時打に守備の乱れも重なって、岩崎は一塁走者・白崎の生還まで許してしまう

セ・リーグ 阪神2-5DeNA

(7月25日 甲子園)
 猛虎の“泣き所”が浮き彫りになった。25日のDeNA戦(甲子園)は2-5の逆転負け。勝率5割へ逆戻りし、首位から3位へ転落した。先発した2年目の岩崎優投手(24)が勝利投手の権利を目前にした4回2/34失点で降板。先発陣の5番手以降が空席となっている現状で期待に応えられなかった。開幕から若手の先発候補の台頭が乏しく、6連戦が続く8月戦線へ向けて不安が募る敗戦だった。

 2点リードの5回、先発の岩崎が一気に崩れた。2死一、三塁から代打・桑原に直球を中前に運ばれて1点差。さらにピンチを広げた2死満塁から梶谷に中前適時打を浴び、中堅手の江越の悪送球も重なって一気に3人の走者に生還を許して逆転を許した。

 「コントロールのバラつきの面で狭い配球になって、鶴岡さんに配球しづらくなった。ボール球にしないといけないところでストライクゾーンに集まってしまった。自分の技術不足です」

 昨年9月15日のヤクルト戦(神宮)以来の白星を手にする権利まであと1死と迫りながらの降板に無念さをにじませた。

 和田監督ら首脳陣の誰もが5回を乗り切ってくれることを願っていた。開幕から89試合目。半分以上を消化しても先発陣の5、6番手は空席となったまま。12日のウエスタン・リーグ、オリックス戦(鳴尾浜)で完投勝利を挙げ、アピールした岩崎への期待が大きかったがゆえに指揮官も苦い表情を浮かべた。

 「あそこを乗り越えないと。うちのスタッフで5番手あたりに入ってこないといけない投手。(5回は)勝利投手うんぬんより、あそこを乗り越えないとローテに入っていけない。(他の若手が)なかなか定着してこない中で昨年も何個か勝って(5勝)ローテで回ってるんだから」

 新人の昨季は開幕ローテ入りして5勝を挙げながら今季は6試合登板で未勝利ともがき苦しむ。さらに悩ましいのは、代役候補として31日からのヤクルト戦(甲子園)で昇格を狙っていた6年目の秋山も前日24日の同オリックス戦(神戸サブ)で3回11安打8失点と炎上。秋山の結果が影響したのか、試合後、中西投手コーチは「来週もいきます」と再度、岩崎にチャンスを与える方針を示した。

 4本柱以外のいわゆる「若手の先発投手」が開幕から白星を挙げたのは岩本、岩貞、山本の3人だけ。それも1勝ずつでしかない。8月に入れば5週連続で6連戦が組まれている。同コーチは「8月は岩崎、秋山、岩貞、横山をどんどん使っていく」と話していても首脳陣を納得させるだけの結果を残せなければ、継続しての起用は難しい。若手の独り立ちを猛虎は渇望している。 (遠藤 礼)

 ≪2勝以上は先発4人だけ≫今季の阪神は11人が先発投手を務め、30勝34敗。2勝以上は藤浪の8勝を筆頭に能見7勝、メッセンジャー6勝、岩田5勝の4人で26勝(67試合)を占める。岩崎らそれ以外の7人は合計22試合で4勝止まり。リーグ戦再開以降は出番も少なく、勝ち投手は7月4日のDeNA戦の山本しかいない。

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