JR東日本東北 阿部建弾で4年ぶり8強!敗退双子の弟の分も…

[ 2015年7月26日 05:30 ]

<ヤマハ・JR東日本東北>7番降格に燃えた!4回2死一塁、JR東日本東北・阿部建(右)は右越え2ランを放ち小笠原とハイタッチ

第86回都市対抗野球第8日・2回戦 JR東日本東北3―1ヤマハ

(7月25日 東京D)
 2回戦3試合が行われ、JR東日本東北(仙台市)は4回、入社1年目のルーキー阿部建太外野手(23)の2ランなどで3点を先制。西村祐太(26)―阿部正大(32)の継投で逃げ切ってヤマハ(浜松市)に快勝。4強入りした11年以来4年ぶりの8強入りを決めた。また、日本新薬(京都市)と大阪ガス(大阪市)は2年連続で準々決勝に進出した。

 ルーキーの一撃が試合を決めた。4回に1点先制してなお2死一塁。阿部建が内角スライダーを右翼席中段にぶち込んだ。「今まで打ったホームランで一番気持ちよかった」と満面の笑みでホームまで走った。

 直前。無死一、三塁から一気に畳み掛けるはずが併殺の間に1点奪ったものの2死無走者。そこから小笠原が中前打でつないで回ってきた打席。阿部建は「三振したら流れが悪くなる」とバットを短く持ってコンパクトに仕留めた。

 悔しさが呼び込んだ2ランでもあった。入社1年目ながら予選から19日の今大会1回戦、JR東海戦まで1番が定位置だった。7番への降格を命じられたのは試合直前で「悔しかった」。その真意を藤井省二監督は「考え込む性格なので、下位(打順)で楽にしてやろうと思った」と明かした。その狙い通りの結果が生まれた。

 富士重工・阿部亮太外野手は双子の弟。野球を始めた小1から青森山田―桐蔭横浜大と同じチームでプレーしてきた。社会人で初めて違うチームに所属。「同じチームでやりたかったけど、向こうは強い富士重工でやっている。負けられない」。お互いに勝てば、準々決勝で人生初の兄弟対決が実現するとあって、前夜は電話で「お互い頑張ろう」とエールを交換したが、目前で富士重工は大阪ガスに敗れた。

 大阪ガスは昨年2回戦でJR東日本東北が敗れた相手でもある。チームのそして弟の分と2つのリベンジ。阿部建は「借りを返したい」と誓った。そして、チームを東日本大震災が起きた11年以来の4強進出に導くつもりだ。(君島 圭介)

 ◆阿部 建太(あべ・けんた)1992年(平4)4月25日、山形県出身の23歳。青森山田―桐蔭横浜大。日新レッドスターズで双子の弟・亮太と小1から野球を始める。当初は建太が遊撃手、亮太は投手。青森山田2年夏に甲子園出場。趣味はJ―POP鑑賞。1メートル78、80キロ。右投げ左打ち。血液型A。

 ▼JR東日本東北・西村(先発して6回3安打無失点)チェンジアップとスライダーがこの大会から思い通り投げられるようになった。次戦は昨年負けている大阪ガスなので粘って勝ちたい。

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