マー君&嶋に最優秀バッテリー賞 無敗コンビで獲得

[ 2013年10月24日 06:00 ]

最優秀バッテリー賞を受賞した田中は笑顔でキャッチボール

スポニチ制定「2013年度プロ野球最優秀バッテリー賞」

 スポーツニッポン新聞社が制定する「2013年度プロ野球最優秀バッテリー賞」の選考委員会が23日、都内で開かれた。パ・リーグは楽天・田中将大投手(24)―嶋基宏捕手(28)、セ・リーグは広島・前田健太投手(25)―石原慶幸捕手(34)がそれぞれ受賞した。田中は2年ぶり2度目の受賞。今季24勝0敗1セーブでプロ野球史上初の「無敗の最多勝投手」となったエースは球団初の日本一へ、打倒・巨人を誓った。表彰式は12月上旬に予定されており、各選手には賞金100万円が贈られる。

 球団初となる日本シリーズ進出を決めた激闘から2日。2年ぶりとなる朗報が、田中のもとに届いた。今季はここまで「無敗」。文句なしの成績を残してバッテリー賞を獲得したスーパーエースは「2年前に比べ、チームの順位(11年は5位)も違うので凄くうれしいです」と感無量だった。

 レギュラーシーズンは24勝0敗1セーブ。開幕24連勝と昨季からの28連勝は、ともにメジャー記録を抜いて「世界記録」を樹立した。9月26日の西武戦(西武ドーム)では1点リードの9回を締めて球団創設9年目の初優勝を決めた。2年前の受賞と同じコンビの嶋は、06年のドラフト同期でもあり「入団から一緒で、今年も1年間、バッテリーを組んでいただいた。自分にとって今年も大きな存在」と感謝した。

 まだ、戦いは残っている。リーグ覇者として臨んだロッテとのCSファイナルSでも17日の初戦(Kスタ宮城)で完封勝利を挙げた。中3日で21日の4戦目に守護神として登板して突破を決めた。同ステージは1勝1セーブでMVPも獲得。休む間もなく、26日からは巨人との日本シリーズが開幕する。中4日で「開幕投手」を務めることが確実。この日はKスタ宮城で行われた全体練習に参加し、小雨が降る中でランニングを行うなど精力的に汗を流した。

 日本一を争う巨人は地元の兵庫県伊丹市で小学1年で野球を始めた当時は憧れのチーム。「エースと言えば?」という問い掛けに「槙原さん、斎藤さん、桑田さん」と当時の先発3本柱の名前を挙げたこともある。日本一連覇を狙う相手には小学校時代に同級生だった坂本、そして沢村ら「88年会」のメンバーもいる。「世代最強」の看板を背負う右腕にとって、負けられない戦いは続く。

 「日本シリーズは泣いても笑っても最後なので、悔いが残らないようにジャイアンツに向かっていくだけ」。どんなに好成績を残しても、決してチャレンジャー精神は失わない。嶋との「最強バッテリー」で巨人を斬る。

 ▽最優秀バッテリー賞 投手だけではなく、縁の下の力持ちともいえる捕手にもスポットを当てて球界最高の「バッテリー」を表彰する。投手は先発、救援で1年間を通じて活躍したことを最低条件とし、先発は10勝、リリーフは30セーブが目安。捕手はリード面や盗塁阻止率などを基準に選考される。今年で23回目。91年の第1回受賞者はセ・リーグが西村―古田(ヤクルト)、パ・リーグが工藤―伊東(西武)だった。

 ≪4冠目≫田中は今季、最多勝(24勝)、最優秀防御率(1・27)、最高勝率(10割)の3つのタイトルを獲得。今回のバッテリー賞受賞で「4冠目」となった。今後も最優秀選手(MVP)、ベストナイン、ゴールデングラブ賞など各賞の発表が控えており、どこまでタイトル数が伸びるかも注目だ。

続きを表示

この記事のフォト

「第91回(2019年)選抜高等学校野球大会」特集記事

「稲村亜美」特集記事

2013年10月24日のニュース