伊原監督 初日から鬼説教 ヒゲ、茶髪、ダブダブズボン禁止

[ 2013年10月24日 06:00 ]

円陣の中で髪型など身だしなみについて注意する伊原監督(中央)

 こんな所信表明聞いたことがない。西武ドームでの秋季練習初日。西武・伊原新監督はナインを集め、こう切り出した。

 「西武鉄道の初乗り料金は、いくらか知らんだろ?」。問い掛けられたのは主砲・中村。「分かりません」と答えた瞬間、「140円だよ、140円!」と声を荒らげ、説教が始まった。「初乗り料金を知らないなんておかしい。みんな高い給料もらっているけど、140円から始まっているんだよ」。球団は親会社・西武ホールディングスの看板を背負い、選手の年俸は鉄道利用者や入場料収入から支払われている。西武の一員としての心構えを説いたのだ。「初乗り140円とは知らんかった。勉強になった」と主将の栗山。この日は愛車で帰った伊原監督だが、前日の就任会見後は西武鉄道で帰った。

 11年ぶりの再登板。自らを「鬼」と表現した指揮官は身なりにも厳しく注文をつけた。「(ファンは)ヒゲ、長髪を見に来ているわけじゃない。ファンは中村の豪快なホームラン、涌井の150キロの剛速球を見に来ているんだ!」。さらに、ユニホームの着こなしまで注意した。「スパイクの下まで隠れるようなダブダブなズボンにしてくるな。今後は禁止!」

 社会人としてのあり方、さらに球団の伝統も説いた。「(来春の)キャンプインの前日、きょう、俺が言ったことを名指しでしゃべってもらうからな。ノートにどういう話をしたか、つけておけ!」。早くも戦々恐々のナイン。栗山は「ひげそれとか茶髪はアカンとか、お父さん的存在ですね。オヤジに言われているような…」と漏らした。超管理主義といえる言動は、全て6年ぶりのリーグ優勝を果たすためだ。「優勝目指して頑張ります、じゃない。優勝します、なんだよ」。頑固オヤジは本当に厳しい。

 ☆西武鉄道 1912年(明45)5月に武蔵野鉄道として設立。1915年に池袋―飯能間の43.7キロで営業を開始し、現在は13路線179.8キロで運行。1日の輸送人員は約167万人。また、西武ドーム(最寄り駅は西武球場前)までの運賃は池袋駅からは360円、所沢駅からは170円。

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