ドラフト史上初!12球団1位くじ引きも 最高は11球団

[ 2013年10月24日 06:00 ]

昨年のドラフトで3球団競合の末、東浜の交渉権を獲得し、当たりクジを掲げるソフトバンク・王球団会長(中)、抽選を外したDeNA・中畑監督(右)と西武・渡辺監督

 過去のドラフトで全12球団が1位指名で抽選となった例はない。

 ただ、巨人が江川問題でボイコットした78年ドラフトは、参加した11球団が1位指名で重複(作新学院職員・江川4球団、住友金属・森4球団、日本鋼管・木田3球団)して抽選に。また、07年高校生ドラフトも西武が「裏金問題」で1~3巡目の指名権を剥奪され、残る11球団が1巡目指名で重複(大阪桐蔭・中田4球団、仙台育英・佐藤5球団、成田・唐川2球団)して抽選となった。

 ≪ドラフト会議メモ≫

 ☆選択可能選手 プロ志望届を提出した高校生71人、大学生56人の計127人と、高卒3年目以降、大卒2年目以降の全ての社会人選手、国内独立リーグの選手。

 ☆指名人数 原則として1球団10人以内。他球団が全て選択を終了して12球団で計120人に満たない場合は、最大120人に達するまで指名できる。外国プロ野球選手は、人数に含まない。

 ☆指名方法 1巡目は入札。指名が重複した場合は抽選。外れた球団は再度入札、指名が重複したら再度抽選。決定するまで繰り返す。2巡目は球団順位の逆順、3巡目は球団順位。セ、パの優先権はオールスター戦の勝敗で決定する。今年は対戦成績が1勝1敗1分けの五分で得失点差でも差がつかず、あみだくじでパに決まった。パの最下位日本ハム、セの最下位ヤクルト、パの5位オリックス…と続く。

 ☆ファン公開 事前に応募し当選したファン約1000人を、今年もドラフト会場に招待する。

 ☆テレビ中継 昨年に続きTBSで全国ネット放送される。

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2013年10月24日のニュース