松井1位は3球団 中畑監督 王さんに雪辱だ!昨年は東浜当てられ…

[ 2013年10月24日 06:00 ]

昨年のドラフトで3球団競合の末、東浜の交渉権を獲得し、当たりクジを掲げるソフトバンク・王球団会長(中)、抽選を外したDeNA・中畑監督(右)と西武・渡辺監督

2013年ドラフト

 「プロ野球ドラフト会議 Supported by リポビタンD」は24日、都内ホテルで午後5時から開催される。昨夏の甲子園で1試合22奪三振の大会記録を樹立した桐光学園(神奈川)の松井裕樹投手(3年)には、1位指名でDeNA、ソフトバンク、中日の競合が予想される。DeNAの中畑清監督(59)は地元の超高校級左腕に熱烈なラブコールを送り、昨年抽選で敗れたソフトバンクの王貞治球団会長(73)と再び激突する。

 愛が止まらない。正午すぎ。横須賀市内のベイスターズ球場で秋季練習を視察した中畑監督は松井の印象を聞かれると、興奮した口調で言った。

 「(地元)ファンの松井君に対しての期待はもの凄く大きい。相思相愛になればいい」。練習を終え、午後2時すぎに引き揚げる際はさらにヒートアップ。「(松井は)丸刈り頭が似合っている。早く会いたい。顔見知りになりたい。俺の心の中では(指名が)決まっている」と言い切った。

 球団は松井の1位指名を公表していないが、最愛の恋人へ募る思いがドラフト会議前日になって爆発した。即戦力となり得る左腕は補強ポイントに合致する。今季の日本人左腕の先発勝利は藤井の6勝のみ。指揮官は「1年間通じて、3連戦に1人期待できる投手(左腕)が欲しい」と獲得を渇望する。実力だけではない。集客、情報発信力重視の球団方針で、地元・横浜出身に加え、松井の人気を兼ね備えたスター性も大きな魅力だ。

 松井には3球団の競合が予想され、最大の難敵がソフトバンクだ。都内でスカウト会議を終えた王球団会長は「残した実績は間違いない」と松井を高く評価。秋山監督と話し合い、「私が引きます」と自ら、くじを引くことが決まった。現在3連勝中の「黄金の右手」に託されたのだ。「今年は競合は避けられない。前に進むしかない」。昨年も3球団競合で亜大の東浜を獲得。王球団会長に抽選で敗れたのが、中畑監督だった。

 巨人での現役時代の恩師との1年ぶりの再戦。「(ドラフトの抽選は)初めてで独特の雰囲気だった。最初のくじを引けば、(当たりで)良かったのに全部触ったから。今回は迷わず直感で感じたくじにする」。1年前の後悔。そしてリベンジへの秘策を明かした。

 今季は5位で6年ぶりに最下位から抜け出したが、8年連続のBクラスでクライマックスシリーズ(CS)に12球団で唯一出場していない。就任3年目で球団初のCS進出に向け、松井の獲得が来季の命運を左右する。「指名した選手の人生、俺の人生も懸かっている。(当たりくじを)引いちゃいそうな気がする。やっちゃれ!やっちゃれ!」。ドラフト会場から飛び出し、松井を抱きしめる至福の瞬間。必ず実現させてみせる。

 ▼DeNA・高田繁GM(横浜市内の球団事務所でスカウト会議を終えて)一番勝てる投手にいく。(中畑監督は松井に)いっぱいほれているけど、片思いだろ。

 ▼昨年ドラフトの東浜の抽選 大学No・1右腕の亜大・東浜をめぐり、ソフトバンク、DeNA、西武の3球団が競合。初のドラフトに「白ブリーフ」の勝負パンツで挑んだDeNA・中畑監督に対し、ソフトバンク・王球団会長は自身5年ぶりの抽選に向け、過去に2度の交渉権を引き当てた「黄金の右手」を復活。中畑監督は全部のくじに触れながら「アンサーがなかった」と、最終的に真ん中を選択した。封筒を開いた中畑監督はガッツポーズを見せたが、結果はソフトバンクが交渉権を獲得。抽選後、王会長は左手で高々とくじを掲げた。

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