瀬戸大也の苦戦 海外メディアにどう映ったか 「非難は仕方ない」「プライベートと競技は切り離して」

[ 2021年7月27日 14:53 ]

瀬戸大也(AP)
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 競泳男子東京五輪日本代表の瀬戸大也(27=TEAM DAIYA)が苦戦を強いられている。競技初日の24日に本命種目400メートル個人メドレーで予選落ちすると、200メートルバタフライも27日の準決勝で敗退。残る出場種目は200メートル個人メドレーのみとなった。昨年に発覚した不倫問題の影響もあり、インターネット上ではレース後のコメントなどに対して批判が殺到。アスリートがプライベートの問題で叩かれる状況は海外メディアに、どう映るのか。東京アクアティクスセンターで競泳を取材する外国人記者に聞いた。

 ブラジル・グローボ紙のパウロ・コンデ記者は「アスリートはロールモデルであるべき存在なので、非難されるのはある程度は仕方ない。瀬戸のようなパブリックな選手ならなおさらだ」との見解。フランス・レキップ紙のミリアン・アリゾン記者は「フランスはスキャンダルに関して日本よりも寛大。もしアスリートが不貞行為をしても公的に謝ることはない。テレビの前ではなく家族に謝罪するべきという認識。プライベートの問題は競技とは切り離して考えるべき」と指摘した。

 大半の記者が、瀬戸の日本競泳チームの主将辞退や、ANAとの所属契約解除、日本オリンピック委員会の肖像権事業「シンボルアスリート」からの除外などを把握。AFP通信のトーマス・オルナット記者は「難しい問題。その国の文化や国民性にもよるので、表面的な情報しか持っていない私がコメントするのは簡単ではない」と語った。

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2021年7月27日のニュース