柔道・永瀬 準決勝快勝で銀メダル以上が確定 日本男子4日連続の「金」へ“マジック1”

[ 2021年7月27日 18:05 ]

東京五輪第5日 柔道男子81キロ級 ( 2021年7月27日    日本武道館 )

3回戦でイタリア選手を破る柔道男子81キロ級の永瀬貴規(右)  (AP)
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 柔道男子81キロ級の永瀬貴規(27=旭化成)が、準決勝でカス(ベルギー)を破り、決勝に進出。銀メダル以上が確定した。16年リオデジャネイロ五輪は銅メダル。前回大会を越え、悲願の金メダルへ、あと一歩のところまで迫った。

 初戦となった2回戦はアルバイラク(トルコ)を反則勝ち。さらに3回戦はパルラティ(イタリア)を3分51秒、払腰による一本勝ちで決めた。レッセル(ドイツ)との準々決勝は延長戦へもつれ込んだが、6分46秒に小外掛で技あり。さらに準決勝も延長戦に突入したが、6分48秒に背負い投げで技ありを奪い、永瀬の勝利が決定。メダルを確定させた。

 日本男子としては、初日の60キロ級・高藤直寿(28=パーク24)に始まり、66キロ級・阿部一二三(23=パーク24)、73キロ級・大野将平(29=旭化成)と3日連続で金メダルを獲得しており、“4日目”にも期待がかかる。

 ◇永瀬 貴規(ながせ・たかのり) 1993年(平5)10月14日生まれ、長崎市出身の27歳。親戚が師範だった道場「養心会」で6歳から柔道を始める。長崎大学附属中、長崎日大高から筑波大に進学。14年から全日本選抜体重別選手権を4連覇。15年世界選手権で金、16年リオ五輪は銅メダル。旭化成所属。1メートル81。右組み。得意技は大内刈り、内股、体落とし。

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