女子バスケ 日本は白星発進 前回4位のフランスを4点差で撃破!

[ 2021年7月27日 11:50 ]

東京五輪第5日 女子バスケットボール予選リーグ   日本 74―70 フランス ( 2021年2月27日    さいたまスーパーアリーナ )

勝利が決まって歓喜する日本の高田(左)と長岡(AP)
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 女子バスケットボールの予選リーグ(B組)の日本は初戦でリオデジャネイロ五輪で4位となっている世界ランク5位のフランスと対戦。前回大会の予選リーグでは79―71で勝っていたが、この日も74―70(前半34―36)で競り勝って幸先のいいスタートを切った。

 日本は第3Q4分すぎに8点をリードしたが、第4Qに入ってリードを奪われる苦しい展開。しかし同点3回、逆転8回とシーソーゲームになった第4Qを制して白星をもぎとった。

 66―68で迎えた残り1分15秒にはこの日10得点の高田真希(31)が相手の反則を誘って“3点プレー”を成立させて逆転。残り29秒には11得点を稼いだ長岡萌映子(27)が値千金の3点シュートを決めてフランスを突き放した。日本は第4Qで記録した22点のうち15点が3点シュートによるもの。大詰めでのシュートの精度で上回って接り勝った。

 世界ランク10位の日本では、林咲希(26)が3本の3点シュートなどでチーム最多の12得点。チームの3点シュートの成功率は40・7%(27本中11本)に達し、ガードの町田瑠唯(28)は7得点と11アシスト、センターの赤穂ひまわり(22)も8得点と9リバウンドを挙げるなど奮闘した。

 先発5人の平均身長で5・4センチの“ハンデ”を背負っていた日本は(日本は176・4センチ、フランスは181・8センチ)、ペイント内でのスコアで24―30、リバウンド総数で34―35とサイズの差が生じるインサイドでの“逆境”をはねのけて勝利につなげた。粘り強いフルコートでのプレス・ディフェンスで応戦。ベンチスコアでも35―16と上回った。

 フランスでは193センチのサンドリーヌ・グルーダ(34)がチーム最多の18得点。2018年のWNBAドラフトで全体4番目に指名されている米コネティカット大出身のギャビー・ウィリアムス(24)は9得点にとどまり、チーム全体の3点シュートの成功は19本中4本と低調だった。

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