佳純 女子シングルス五輪9年ぶり初戦突破 魔物に2度は負けない!リオ屈辱も「経験生きた」

[ 2021年7月27日 05:30 ]

東京五輪第4日 卓球女子シングルス ( 2021年7月26日    東京体育館 )

女子シングルス3回戦でサーブトスを上げる石川佳純
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 卓球の女子シングルス3回戦などが行われ、第5シードで世界ランク10位の石川佳純(28=全農)が初戦で同88位のオラワン・パラナン(23=タイ)を4―2で退け、五輪では12年ロンドン以来9年ぶりのシングルス1勝を挙げた。27日の4回戦で同17位のソフィア・ポルカノバ(26=オーストリア)と対戦する。

 日本選手団副主将も務める石川が日本卓球女子の先陣を切った。東南アジア大会ダブルス女王のオラワンの強打にてこずり、初戦敗退した16年リオデジャネイロ五輪の嫌な記憶もよぎったが「リオのときと同じで苦しい展開だったが、5年前の経験が生きた」。勝利の瞬間にはまるで優勝したかのように両手を突き上げ、満面の笑みがこぼれた。

 3度目の五輪出場でも初戦特有の緊張感が石川の動きを硬くした。「なかなか思ったように試合を進められず、相手も良いプレーをして押され気味だった」と心境を明かした。

 ゲームを奪われて2―2で迎えた第5ゲーム。何度も自分に言い聞かせるようにうなずき、冷静さを取り戻した。「そこから自分のプレーを盛り返していけた」。バックの打ち合いでも負けることなく6連続得点でゲームを奪うと、第6ゲームもリズムを渡すことなく9年ぶりの五輪1勝を喜んだ。

 全日本女王のプライドを胸に戦っている。今年の全日本選手権では世界ランク2位の伊藤美誠(20=スターツ)との東京五輪シングルス代表同士の一戦を制して16年大会以来、5年ぶりに優勝して復活を印象付けた。若手選手の台頭の前に勝てないと思ったこともあったが、東京五輪の存在が石川を突き動かした。

 「卓球を20年やってきて、私にとっては最高の舞台が東京五輪。頑張り続けるしかないと思っています」と、ここまで努力を積み重ねてきた。今大会を集大成と位置付けるベテランは1勝だけで満足するはずはない。「また試合ができる。しっかり準備して良いプレーをしたい」と語った。

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