参加2人のバミューダ諸島から史上初の金メダリスト 女子トライアスロンでダフィが優勝

[ 2021年7月27日 13:00 ]

東京五輪第5日 女子トライアスロン ( 2021年7月27日    お台場海浜公園 )

女子トライアスロンで優勝しバミューダ諸島に初の金メダルをもたらしたダフィ(AP)
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 台風の接近で15分遅れのスタート(午前6時45分)となった女子トライアスロンでは、W杯シリーズの年間チャンピオンに2回輝いているフロラ・ダフィ(33)が4回目の五輪で初めて表彰台に立ち、しかもカリブ海の英領バミューダ諸島の選手としては史上初めての金メダルを獲得した。

 東京五輪に出場しているバミューダ諸島の選手はダフィを含めて2人だけ。同国が五輪でメダルを獲得したのは1976年のモントリオール大会ボクシングのヘビー級で3位となったクラレンス・ヒル以来と史上2人目となった。ダフィはバミューダ諸島で生まれ、英国で教育を受けてから米コロラド大に進学し、現在は17年に結婚したトライアスロン選手、ダン・ヒューゴ(36)と南アフリカのステレンボシュに在住。ダフィは「母国の若者たちに、小さな国の出身の選手であってもメダルが獲れるんだと背中を押せたのではないでしょうか。コーチでもある夫を沿道で見かけたときには笑顔になりました」と、万感の思いを込めながらフィニッシュしていた。

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2021年7月27日のニュース