大坂なおみ敗退に涙「プレーできて良かった」と言葉ふり絞る 取材対応では一時混乱も

[ 2021年7月27日 14:42 ]

東京五輪第5日 テニス女子シングルス3回戦   大坂なおみ0―2M・ボンドロウソバ ( 2021年7月27日    有明テニスの森 )

大坂なおみ(AP)
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 開会式で聖火最終ランナーも務めた金メダル候補の大坂なおみ(23=日清食品)が3回戦で敗退する波乱が起きた。

 試合後、大坂は日本の報道陣の前で「プレーできて良かった」と話し、「残念だったか」と問われ、日本語で「はい」と答え、涙が両頬をつたった。

 その取材対応を巡っては混乱が生じた。出場選手はミックスゾーンを通過する義務があるが、大坂はその場所を通らず。ミックスゾーンを通らなかった場合、最大2万ドル(約220万円)の罰金が科される可能性がある。そのため、日本テニス協会の土橋強化本部長がミックスに戻るよう説得。協会の説明では、敗れた選手がミックスゾーンを通過することを知らなかったもようで、約10分後に戻った。ただ、質問は一問に限定された。

 3回戦に臨んだ大坂は第1セットの立ち上がり、世界42位のM・ボンドロソワ(チェコ)に得意のサービスゲームでブレークを許すと、流れを掴めずに1―6で落とした。第2セットは左利きを生かした相手のバックサイド責めにも対応し始めたが、22歳のボンドロウソバの粘り強いストロークに終始ゲームを支配され、ストレート負けを喫した。

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