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バス不発も60センチナマズでまずまず おなじみ多摩川の下流・府中市でも大物狙い

[ 2026年2月15日 05:30 ]

多摩川には温排水ポイントがたくさんあり、ナマズは真冬でも元気。この日も強烈な引きをみせてくれました
Photo By スポニチ

 【奥山文弥の釣遊録】東京都昭島市の多摩川で47センチのブラックバスを釣ることができた前回の釣行。言わずと知れた超激戦区の多摩川。満足した釣行でしたが、さらなる大物を釣りたくなるのが釣り人のさがです。

 淡水魚では50センチを超えれば大物と呼べます。多摩川でそのサイズに一番近いのは、平均で55センチのコイ。この魚を釣るのが最も手っ取り早いです。とはいえ、やはりバスでサイズの更新をしたいもの。目標を50センチオーバーのランカーとしました。

 今回入ったのは、昭島市の下流に位置する同府中市。冬の時季は下流に行くほど水温が上がり、魚の活性も高いと読んだため。

 まずはダイワのクランクベイト、ピーナッツで探りを入れます。巻くだけでよく泳ぐベストセラー。対岸に向かって投げ、リーリングを開始すると、流れに押されながら扇状に泳がせることができ、広い範囲をカバーすることができます。

 このポイントは100メートル以上続きます。一通り探り終えたら場所ごと移動するか、違うルアーで再び端から端まで探るか、判断が悩ましいものです。広いポイントでは、どこかに魚はいます。クランクに反応がなくても、違うルアーで食うことがあるので、ルアーを替えて同じ場所を攻めることにしました。

 今度はミノー。多摩川で実績のあるラパラのカウントダウン7センチです。クランクよりもやや深い場所を探っていきましたが、当たりはありません。その後も、ジャッカルのTNバイブレーション、イッセイ・ビビビバグのキャロライナリグなどを試しましたが、全く反応なし。

 時間はどんどんたっていきます。バスが釣れないなら他の魚が釣れないかなと思い、普段はあまり使わないスプーンを投げることにしました。

 選んだのはアングラーズシステムのバックス11グラム。スプーンは通常、引くと浮き上がりやすい形状になっていますが、バックスはフロントワイドで前方が重く、浮き上がりにくく設計されています。

 元々は急流のトラウト用に作られたものですが、筆者は多摩川の大物用に使用。バックスに交換して数投目、川底の石に当たってコツンコツンという感覚が伝わり、底スレスレを引いているなと確信した時でした。

 グンッとロッドが重くなり、ブルブルッと頭を振る引きが来た後に一気に走り出しました。リールからラインが出て行きます。ジャンプはなかったものの一瞬「でかいバス?」と思うほどの強い引き。しかし、ほどなくしてグネグネという感じの引きに変わり、ナマズだと分かりました。

 多摩川でナマズを掛けたのは久しぶりです。ナマズ好きの筆者の友人が「多摩川はナマズが多く、アマゾンに引けを取らない。敬意を表して“タマゾン”と呼ぼう」と言ったのがきっかけで、多摩川が「タマゾン川」と呼ばれるようになったことを思い出しました。

 上がってきたナマズを測ってみると60センチ。バスはまた釣れませんでしたが、用事があったこともあり、この1匹で勘弁してやろうと、わずか2時間で釣りを終えて帰路に就きました。(東京海洋大学元客員教授)

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