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「ヤマゲフライ」で58センチのハコスチ 筆者の愛犬ヤマトの毛を巻いた“特製”でヒット

[ 2025年11月30日 05:30 ]

中村さんが午前中に釣った45センチ。実に美しい個体でした
Photo By スポニチ

【奥山文弥の釣遊録】群馬県上野村を流れる神流川上流に設定された冬季ハコスチ釣り場に行ってきました。ハコスチとは、県水産試験場箱島養鱒センターで飼育していたニジマスのメスと野性味が強いスチールヘッド(降海型ニジマス)系のオスを掛け合わせた、釣り専用ニジマスのブランド名。スピード、パワー、スタミナの三拍子がそろった引きの強さが魅力です。

 冬季釣り場での放流量は半端ないです。どこの区画を見ても50センチ前後の巨大マスが群泳していてワクワクさせられます。一方、来場者が非常に多いことも頭に入れておかなくてはなりません。

 筆者が訪れた平日でも約50人の来場があり、思っていた以上に混んでいました。週末は100人前後の来場者があるそうです。

 フライで狙おうと、まずは、すいていて魚がいる場所を探して歩きました。至る所に人がいましたので、それを通り過ぎ最上流まで来てしまいました。緩やかな流れの中に魚はいくつか見えましたが、簡単には釣れません。全区間キャッチ&リリース(C&R)がルールで魚は減らないのですが、釣られて賢くなっているのです。

 同行者の中村渚さんが鹿革で作った「鱒夢フライ」でなんとか1匹釣った後、一段下の白泡の中に定位する巨大魚を見つけました。すぐに彼女を呼んで、筆者の愛犬ヤマトの毛を巻いた「ヤマゲフライ」を流すとヒット。

 大きさは45センチ。野生魚と変わらないほど美しい魚体でした。それをリリースし、同じ瀬に投げ込むとまたヒット。今度は55センチもありました。この周辺で筆者も良型を2匹釣り、中村さんが45センチ級を追加したところでランチタイム。

 車に戻ると、隣に知り合いがいました。熊倉剛司、郁子夫妻でした。彼らは中禅寺湖にも通っていて、郁子さんはブラウントラウト釣りの達人。非常に爽やかな夫婦です。

 ランチ後、まずは午前中に見つけておいた大型がいるポイントへ。しかし、人が入っていたため、ちょっと下流でやっていたら、筆者に40センチ級の銀ピカ魚が掛かりました。

 その場所が空いたので、中村さんが先行者と全く違った釣り方でヤマゲフライを流すとすぐにヒット。この魚は58センチありました。「あとはロクマル(60センチ級)狙いですね」と余裕の中村さん。

 魚はまだたくさんいましたが、大型がいなかったので最下流へ移動。そこにはロクマルがいました。まずは観察です。大物を狙う時はやたらと投げまくるのではなく、確実な一投が肝心。中村さんはよく分かっていて、風の具合を気にしながら慎重に立ち位置も考えてキャスト、見事にヒットさせました。

 しかし、魚の方が上手でした。上流に向かって走りまくると、水中の石を一回りして、ティペットを切っていきました。残念。

 まだ時間があったので他の魚を狙いました。終了間際の30分で連発があり、彼女はホームランを逃したものの11匹キャッチと2桁安打を達成。筆者は50センチ級に的を絞り2匹追加。ハコスチとのファイトを楽しむことができました。熊倉夫妻も午後はよく釣れたそうです。 (東京海洋大学元客員教授)

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