3年半前に闘病公表のプロレスラー向後桃「辞めろとかご意見ありますが」現状や強い意志表明に称賛の声

[ 2024年5月23日 18:00 ]

女子プロレス団体「スターダム」所属の向後桃(本人のインスタグラム momokohgoより)

 女子プロレス団体「STARDOM(スターダム)」に所属する向後桃(こうご・もも)が22日深夜、自身のX(旧ツイッター)を更新。同日に放送されたTBSラジオ「荻上チキ・Session」への出演を受け、持病についてあらためてつづった。

 2016年に「ミス湘南コンテスト」でグランプリ受賞後、女優など芸能活動を開始。テレビで見たプロレスに感銘を受け、19年4月にプロレスラーデビューを果たした。20年11月、自身のXでバセドウ病と膠原(こうげん)病を公表していた。

 番組では、発症当時について振り返った。少し歩くと疲れ、大きな交差点は渡りきるのも困難なほど。筋を伸ばして座れず、「頑張れない自分はなんてダメなんだと思ってた」という。だが、健康診断をきっかけにバセドー病と診断され、「正直、安心しました。病気のせいなんだと」と吐露し、声を詰まらせた。

 「治療法、解決法があると知り、希望がみえた」と向後。その後、プロレスを好きになり見に行った試合会場でプロレス関係者から「やってみないか」と誘われた。持病もあり迷ったものの、投薬治療でアクション舞台にも出演できるほど症状は改善していたため「今の自分が人生で一番元気かも」と転身を決意したと語った。

 病気の公表は「絶望してる人たちにあきらめる必要はないと伝えたかった」から。同番組放送後、自身のXにもそんな思いを投稿した。

 「病気だからプロレス辞めろとか、それでプロレスして大丈夫かとのご意見ありますが。私の人生は私のチョイスです」と告げ、「受け身を取れる身体作りもしているし、体力つけるトレーニングもしているので、プロレスできます!大丈夫です!!」と説明した。

 さらに、「膠原病とは現在も共存していますが、バセドウ病は11月に寛解してます!!」と報告。「寛解してなくても、きちんとプロレス出来る身体が作れるうちは辞めませんけれど!病気を理由に人生でやりたいことを諦める必要はないと思っています!」と強い意志を表明した。

 次の投稿では、「毎日疲れて周囲のように頑張れない。そんな自分を責めてる人へ。自分を責める時点で頑張りたい気持ちがあるってことだと思う。頑張れるだけの身体と心の体力が足りないんだよねきっと」と心を寄せた。

 「そういう時は休んで充電して溜まったら頑張ったらいいと思う。言い訳でも何でもない。人生はあなたのもの」と、自身の経験を踏まえた温かいメッセージを送った。

 これらの投稿や番組での発信に「応援してます」「ツイート読んでいて涙してしまいました」「感動してる」「勇気をもらえます」など称賛や激励のコメントが続々と届いていた。

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