田崎史郎氏 政治にカネがかかるワケを説明「お金がかかる分の非常に大きなところは秘書の給与」

[ 2024年5月23日 14:00 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が23日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、衆院で審議が始まった政治資金規正法改正について言及した。

 自民案は政治資金の透明化策として、政策活動費の50万円を超える支出には使途の項目を報告させ、パーティー券購入者名の公開基準を現行の「20万円超」から「10万円超」に引き下げる。収支報告書の「確認書」交付を国会議員に義務付け、記載内容の確認が不十分な場合、公民権停止につながる罰金を明記した。

 立民と国民の共同案は政策活動費を禁止。政党から政治家個人への寄付や精算不要な渡し切りの経費支出を禁じた。立民は政治資金パーティー開催禁止法案も単独提出した。維新案は、パーティー券購入者名の公開基準額を「5万円超」に引き下げる。政策活動費を見直し「特定支出」制度を新設。政党が支出できる使途や総額を制限、10年後に領収書などを公表する。

 田崎氏は、政治とカネの議論の中で「なぜ政治にそんなにカネがかかるのか、カネをかけないとできないのかということなんですが、政治の側から見ると、要するにお金がかかる分の非常に大きなところは秘書の給与なんですよ。秘書の人を10人くらい雇ってるわけです、自民党の人たちは。あるいは公明党の小選挙区選出の人もそうなんですよ。そうすると10人雇うとすると1人頭の給与を400万円としても4000万円かかる。それは政党交付金や歳費やさまざまなもので補っても、どうしても1000万円くらいはパーティーで集めないといけない。実情がそうなんですね」と説明した。

 これに司会の恵俊彰は「今、田崎さんがおっしゃったようなことを国会で言ってくれればいいんですよね。ぶっちゃけ、実は秘書の方のお金がこれだけかかるんですよって」とコメントしていた。

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