テレビ東京「何を隠そう…ソレが!」(4)VTRとスタジオの垣根取り払う独特の仕組み

[ 2024年5月23日 07:00 ]

番組で鋭いツッコミを見せる大竹一樹
Photo By 提供写真

 テレビ東京の雑学バラエティー「何を隠そう…ソレが!」(水曜後9・00)は、VTRとスタジオの垣根を取り払った挑戦的な番組となっている。

 従来の雑学バラエティーでは、情報を紹介するVTRとそれを受け取るスタジオは別の役割を果たしてきた。荻野和人プロデューサーは「テレビ東京はVTR文化なんです。ザッピングして見た時にVTRの方が目を引けるというか、落ち着く感じがあります」と自局の放送を分析する。

 だが偉人や県などの雑学をゲストの語り手がスタジオで紹介するこの番組では、そのしゃべりがVTRと同じ情報伝達の役割も果たす。それにより、通常面白さを求めるスタジオトークにも新たな展開が生まれる。荻野氏は「VTRもスタジオもシームレスに見える新たな実験番組の側面があります」と特性を語った。

 そうした番組の良さをより引き立てるのがリアクター代表の大竹一樹(56)だ。語り手のプレゼンターが拾い切れない部分を指摘することで、トークを盛り上げる。「角度を変えて鋭くツッコんでくれるのが凄い」と荻野氏。独特の仕組みと大竹の鋭さが番組を唯一無二のものへと進化させている。 (続く)

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